田村綾子の発言 (厚生労働委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(田村綾子君) もちろん、現場の精神科医療に携わる、あるいは保健福祉に携わる一人一人は努力をしていると思うんですね。ですので、今の質が低いということを言っているわけではないのですが、先ほど先生もおっしゃられたように、医療の中でも精神科が特別な領域のように見えるということが、医療においてもそうですし、福祉においても少し前までそうだったわけですし、それから、地域社会においても精神障害ということが何か特別なもののように捉えられてしまう背景には、やはり町中で精神障害のある方々と接する機会の乏しさということがどうしてもあるんだろうというふうに思っています。
先ほど高階先生がおっしゃったように、実際に触れ合ってみると非常に愛すべき方々だというふうなお話もありましたように、関わった方々はそういう感覚を持てるんですけれども、余りにも私たちの近くにいらっしゃらないように見えているために、なかなか知る機会がないということが大きいと思うんですね。ですので、まずは知る機会を増やしていって、そして、我が事としてこのことを考えられるようにしていくことによって関心が当たるのではないかというふうに思います。
今回、措置制度のことに関しても、あるいはこの精神保健福祉法の改正に関しても、これだけ大きく取り上げられているのは、多分、相模原事件という本来は関係ないはずの事件が発生したことによっていると思います。こういう事件がないとこのように取り沙汰されない精神科医療あるいは保健福祉ということ自体を変えていくことが本当は必要なのではないかというふうに考えています。
以上です。