堀江裕の発言 (厚生労働委員会)
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○政府参考人(堀江裕君) お尋ねの治療抵抗性統合失調症治療薬に基づきます効果を平成三十年度から始まります医療計画の精神病床に係る基準病床数の計算式に盛り込んでいるところでございまして、現状において我が国では処方率が低いというのはおっしゃるとおりでございますが、精神科単科病院が多いということも遠因としてあるというふうに言われているところでございます。
地域の実情を踏まえて各都道府県が影響を見込むこととして今回通知の中で提示させていただいているわけでございますけれども、御指摘いただきましたように、その治療抵抗性統合失調症治療薬のクロザピンは、その使用によって免疫を担う白血球の数が減って感染症の重症化を引き起こす無顆粒球症などの副作用が生じ得るということで、これについては精神科と血液内科の診療科の間での連携、そして適切な医学的管理が重要であるというふうに言われているところでございまして、厚生労働省では、平成二十六年度から難治性精神疾患地域連携体制整備事業を実施してございまして、難治性の精神疾患を有する患者がどこに入院していてもクロザピンの専門的治療を受けることのできる地域連携体制を構築するために、地域の実情に応じた複数の地域連携モデルの構築を進めているところでございます。
事業の中で、都道府県と拠点となります精神科病院が協力して、精神科医療機関と血液内科のある総合病院との連携を推進いたしまして、研修あるいは緊急時の受入れ体制の明確化などを通じてクロザピンを利用している患者が増加するなどの好事例が明らかになってきていて、そうした意味でかなりの実績を上げてきている病院もあるということでございます。
厚生労働省といたしまして、こうした事例を全国に広げることによりましてクロザピンの治療によります普及を図ることが可能になると考えていることから、平成三十年度からの医療計画に基づきまして各都道府県が地域の連携体制を構築できるように支援して、その治療効果の発揮とそれから副作用管理の両立というのをしっかりと両立させていきたいというふうに考えているところでございます。