羽尾一郎の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(羽尾一郎君) お答えいたします。
造船業が高品質で高性能な船舶を開発、建造し海運業界に供給していくためには、優秀な人材の確保、育成が不可欠でございます。
造船分野の学科やコースを有する大学は国内に八つありますが、これらの大学では、造船分野の教育を受けた後、海事分野に就職する人は、二〇一五年三月の卒業生約二百六十人で見てみますと、そのうち約百人と四割にとどまっております。このような状況を踏まえ、昨年六月、交通政策審議会より、海事生産性革命、i―Shippingの一環として大学の造船系学科からの採用者数を五〇%増加させるなどの目標とともに、その実現に向けた各種対策が答申されました。
具体的には、造船企業と八つの大学の協議会を通じまして、日頃から相互の意思疎通や造船業を取り巻く状況への理解を深めること。二つ目に、複数の企業が連携して大学に寄附講座を安定的、長期的に開設すること。三つ目に、造船企業と大学との共同研究資金を増加させること。さらに、企業からの社会人学生を増やすことなどのことに取り組むこととされております。それを受けまして、昨年度は産業界と大学との協議会を開催するとともに、大学の寄附講座の新設も行われております。
今後とも、各地域において産業界と教育機関との間のネットワークや連携体制を強化するとともに、就職先としての魅力向上に向け、産学官一体となって各種対策に取り組んでまいりたいと考えております。