熊谷晋一郎の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(熊谷晋一郎君) 難しい御質問だなというふうに思うんですけれども、そうですね、現状でどんどんと、何というんでしょうね、能力主義といいますか、何かを生産しなければ生きている価値がないんじゃないかというふうな不安にさいなまれている障害を持った人々は非常に多いという事実はありますし、例えば、少なくとも我々国民はメディアを通じて政治の事情を知るわけですけれども、国内外のそういった政治の動向を当事者の多くは見聞きしており、それに触れることによって私は生きていていいんだろうかというふうな不安にさいなまれている当事者も実際私の周りには多くいます。
そういう意味で、事実はどうなのかというところは私にも観測できる範囲が限られているので分からないんですが、メディアを通じて伝わってくる現代社会の政治の動向というものが多くの障害者にとって不安を与えているということは事実だと思うんですね。なので、もうちょっと政治の役割としては、生きていていいんだということを積極的に発信していただきたい。メディアを通じても、例えば政権を批判するだけではなく、むしろ政治が一丸となって、生きていていいんだというメッセージを国民全体に対して発信、そこはみんな合意が取れているんだというふうなメッセージをしっかり発信していただきたいなと。それだけで、少なくともあした生きられるというふうな、あしたは生き延びられる。批判的な言説に触れると死にたくなっちゃう当事者も、少なくともここは政治として、党を超えてコンセンサスなんだ、生きていていいんだというふうな発信をしていただけたら随分違うんだと思いますね。