常見陽平の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(常見陽平君) 私は、労働者の立場に立った議論が必要だと思う派なんですけれども、だからこそ、AIが人の仕事を奪うという論理だけじゃなく、AIを使うとできることというのをもっともっと考えて実践していくべきだと私は思っています。
例えば、人材ビジネスにおいては、いわゆる掲示板への書き込みのログを二十年分AIを使って解析し、どういう人がマッチするかみたいな実験が企業で始まっていたりですとか、その人の属性だとか過去の行動パターンなどをもって、いわゆる求人広告を検索したときの表示ロジックを変えるみたいな、そんな取組も行われています。
例えば、私は評論活動もしているんですけれども、今非常に全世界的に話題になっているのがポストトゥルースですとかフェイクニュースといったものが話題になっております。あるいは、ネット上でのヘイト発言みたいなものも話題になっております。そういったものに対して、例えば、特にフェイクニュースなどに関してAIなどを使って解析して信憑性が高いか否かみたいな実験というのもどんどん始めるべきだと思っています。
今求められるのは、AIが半分の人の仕事を奪うとしたならば、もう半分、仕事をどうつくるのかという発想だと思っています。これはちょっと文脈を超えて言うんですけれども、働き方もいいんですけど、いかに、日本人といいますか、日本にいる人たちが食べていける産業をつくっていけるかどうかということが政治家の皆さんにも問われているというふうに思います。もちろん、民間企業は日々戦っています。
よく、私は、日本の労働生産性は低いとメディアが言うんですけれども、これは労働者だけでは何ともし難い主張だということを確認しておきたいと思います。やっぱりどれだけの付加価値をその企業だとか国が生み出しているかどうかということも関わるわけですね、この主張は、ということです。だから、もうかる産業をどう振興していくかということが、まさにアベノミクスの中の成長戦略の中でも過去最大のGDP六百兆円ということを言われていますけれども、その文脈の中でも考えていく。そして、AIを制御する倫理を人間の側が常に握り続けるということで、AI時代の倫理というのも常に考え続けるべきだと思います。
全然専門領域ではないですが、済みません、私見を述べさせていただきました。以上です。