小此木八郎の発言 (災害対策特別委員会)

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○国務大臣(小此木八郎君) それでは御報告をいたします。
 この度、国土強靱化担当、そして内閣府防災担当大臣を拝命いたしました小此木八郎でございます。
 防災は国家の基本的かつ極めて重要な任務であると認識しており、災害対策を担当する大臣といたしまして、いつ起こるか分からない災害に備え、常に緊張感を持って職務に当たってまいる所存でございます。そして、国家百年の大計として、災害に強くしなやかな国づくりを進めてまいる所存であります。
 若松委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
 まず、被害状況等の報告に先立ちまして、梅雨前線に伴う大雨及び台風により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
 まず、六月三十日以降、梅雨前線や台風第三号の影響により、中国地方、九州北部地方を中心に大雨となりました。六月三十日から七月十日までの総雨量が多いところで六百ミリを超えるなど記録的な大雨となり、島根県や福岡県、大分県では大雨の特別警報が発表されました。
 この豪雨により、福岡県、大分県を中心に河川の氾濫や土砂災害による被害が発生し、これまでに死者三十八名、行方不明者五名などの人的被害のほか、住家についても、全壊二百十三棟のほか三百棟を超える床上浸水など、甚大な被害が発生しております。また、道路、鉄道や電気、水道等のライフライン、農地、農業用施設などにも大きな被害が生じているほか、各地域では流木による被害が発生し、これら流木や土砂を含む多量の災害廃棄物が発生しております。
 政府としては、発災前から関係省庁災害警戒会議を開催するとともに、発災直後には関係閣僚会議や関係省庁災害対策会議を連日開催し、被害状況や政府としての対応を確認してまいりました。また、松本純前防災担当大臣及び松本洋平前内閣府副大臣を団長とする政府調査団を被害の大きかった福岡県、大分県に派遣するとともに、七月十二日には安倍総理も被災地の視察を行うなど、政府としても被災状況や被災地の抱える課題を直接把握した上で、人命の救助活動はもとより、暑さ対策などの避難所の環境整備や、被災地の復旧の妨げとなっている流木を含む災害廃棄物処理の迅速化などの課題に対し、地元自治体と緊密に連携をしながら、政府一丸となって対応してきているところであります。
 特に激甚災害の指定については、全国的な梅雨明けを待たずに、七月二十一日には、農地等は全国を対象として、また、公共土木施設については福岡県朝倉市、東峰村、添田町及び大分県日田市を対象とする等の激甚災害に指定する見込みであることを公表いたしました。これにより、被災した自治体が不安なく迅速に災害復旧に取り組むことができるようになったところであります。
 七月二十二日からは、東北、北陸地方に停滞していた梅雨前線の活動が活発になり、東北地方や北陸地方を中心に大雨となりました。特に秋田県では、二十二日及び二十三日の二日間の降水量が多いところで三百ミリを超える大雨となり、平年の七月の月降水量の一・五倍を超える記録的な大雨となったところがありました。
 この大雨により、雄物川が氾濫するなどし、秋田県内を中心に家屋への浸水や土砂崩れなどが相次ぎました。幸いにも人的被害は報告されておりませんけれども、これまでに住家の全壊二棟のほか、六百棟を超える床上浸水など、大きな被害が生じました。道路や電気、水道等のライフラインに加えて、地域の基幹産業である農業にも甚大な被害が発生しております。
 この災害に対しまして、発災直後に関係省庁災害対策会議を開催し、被害状況、対応を確認するなど、政府一丸となって施設の応急復旧等の災害応急対策に当たってきております。
 さきに御説明した福岡県、大分県における災害も含め、これら梅雨期に発生した一連の災害については、全国的な梅雨明け後速やかに、一昨日の八月八日に激甚災害に指定し、農地及び農林水産業共同利用施設等や公共土木施設等の災害復旧事業、中小企業信用保証に係る特別措置を講じることといたしました。
 また、七月二十一日に南鳥島近海で発生した台風第五号は、奄美地方に接近した後、和歌山県北部に上陸し、近畿地方を縦断、その後、日本海を北東方向へ進み、八月九日三時に山形県沖で温帯低気圧に変わりました。
 台風の動きが遅かったこともあり、奄美地方や西日本、東日本の各地で大雨となったほか、突風が確認されるなど、広い範囲に被害をもたらしました。この台風による大雨や突風などにより、これまでに死者二名、重傷者二名のほか、家屋の破損や浸水など、西日本から東日本の広い範囲で人的、物的被害が生じています。
 政府といたしましては、台風の接近前から関係省庁災害警戒会議を開催し、関係省庁に対して自治体や関係機関などへ注意喚起、助言を積極的に行うことなどを指示し、万全の態勢で対応に当たってきたところであります。
 本日午前、福岡県朝倉市の森田市長、大分県日田市の原田市長と直接お会いし、被災地の現状や課題について意見交換を行ったところであります。私自身も、事情が許せば被災地を訪れ、被災状況、当面の課題をお聞きし、自らの目で現地の状況をつぶさに確認してまいりたいと考えております。
 これらの災害に対して、引き続き、災害復旧や被災者の生活再建支援など、被災者の方々が一日も早く安心した生活を送ることができるよう、関係自治体と連絡を密にし、政府一丸となって取り組んでまいります。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 小此木八郎

speaker_id: 23042

日付: 2017-08-10

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会