藤末健三の発言 (財政金融委員会)

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○藤末健三君 私は、金融政策は今のトレンドではいいとは思っていません、正直申し上げて。
 是非私が提案させていただきたいのは、日本の労働人口というのは一九九七年がピークだったわけでございますけれど、今は、昨年、二〇一六年とそのピーク時を比べると、労働人口一二%減っております、一二%。このトレンドはずっと続くという方向の中で、今は完全雇用の状況になっているという中で、私は、やはり賃金を上げること、賃金を上げることは恐らくもう生産性の上昇しかないんではないかなと思っておりまして、特によく、私は経済産業省出身なんですけど、やはり我々の頭が製造業に寄り過ぎているんではないかなという。
 後でもう一つ御質問しようと思っていますのは、やっぱり、円安になることによって日本の製造業が輸出へシフトしてもうけて、それが経済にプラスになりますよという議論があったわけですけれど、それもなかなかもう回っていないんではないかと私は思っております。
 今、製造業と非製造業の付加価値のシェアを見ますと、今は本当に、今から三十年ぐらい前は製造業が大体八割で非製造業が二割ちょっとという感じだったものが今は逆転していまして、非製造業が約八割、付加価値生産、で、製造業が二〇%、約二割という状況でございますので、是非この非製造業にターゲットを当てたような、資金が回る仕組みをつくっていただくことが重要じゃないかと思います。
 ちなみに、製造業と非製造業の生産性の上昇を比べますと、二〇〇〇年代以降ですけど、製造業はもう二%以上の生産性向上を毎年やっている。一方、非製造業は〇・二%から〇・五%と約四分の一になっていますので、そういうその産業構造に適した金融政策みたいなことを考えていただくことも必要じゃないかと思うんですけど、いかがですか、総裁。

発言情報

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発言者: 藤末健三

speaker_id: 22845

日付: 2017-04-11

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会