野村哲郎の発言 (農林水産委員会)

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○野村哲郎君 これは、今の答弁は全く私の質問にはお答えいただいていないと思います。これは、多分質問取りに来た役所の皆さんが悪いんだと思いますが、私は農業関連事業者の話をした覚えはありません。農家に対してこういう努力義務を、何でこういうことをしたのかということを質問をしたわけでありまして、もう時間がありませんので多くは申し上げません。
 ただ、やはり農業関連事業者は当然のことだと思いますよ、そういった努力をすることは。だけれども、何で農業者に努力義務が必要なのかというところを聞きたかったんでありますけれども、またこれは後日に、いずれにしましても、この関連法案の質疑の時間にほかの先生方にお願いをしたいと思います。
 ただ、私はこれを見たときに、これはやっぱり農水省あるいは政府の農家に対するあるいは国民に対する叱咤激励とまでは言いませんが、鼓舞する意味で出たのかなという、実はいい方に解釈をしました。
 それはもう大臣も御承知のように、昔、貧乏人は麦を食えという財務大臣がおられました、ここで分かっている人は何人もいないと思いますけれども。それは、当時、やっぱり戦後非常に貧しい時代に米を食えなかった、麦を食っておりました。私の家族なんかもみんなこの話が出たときには頭に来まして、大変な不満が出たわけでありますが、ただ、当時は本当に金がなくて麦しか食えないところも多かったと思います。
 ただ、この大臣、総理になられました、財務大臣を終えて。そして、そのときに打ち出されたのが所得倍増でありました、総理大臣になられましてからですね。それで、その後、十年間で日本人の所得を倍増するという計画を出されました。何と何と、僅か四年間で所得が倍増して、私どもも銀しゃりを食うことができるようになった。
 だから、このときにおっしゃった財務大臣は、やはり日本人、もう少し所得を上げようぜという、そういった叱咤激励の、鼓舞する意味での私はお言葉だったんだろうと、こんなふうに捉えまして、今回のこの強化法の中にあります農家に対する努力義務というか、努力をやっぱりやって所得を上げようぜという、そういう激励の意味を込めた法案だと。まあ与党ですからこういうことも言っておかなきゃならぬと思っております。
 時間がなくなりました。松本副大臣に来ていただきまして、今日は松本副大臣を相当懲らしめようと思ったんですけれども、幸いにというか、不幸にして時間がなくなりました。
 ただ一言だけ、あと二、三分ありますので申し上げたいと思いますが、今の規制改革会議のこの意見というのはちょっとひど過ぎると思いますよ。これは私だけじゃなくて、与党の皆さんもそう思っておりますし、我々与党もそういうふうな思いがあります。素直にやっぱり受け止めなきゃならないし、真摯に受け止めなきゃならないというのも多々あると思います。ただ、あの十一月の前に出された最初の意見書というのは、これは本当にレベルの低さ、あるいは規制改革会議は何を思い上がっているのかという思いがしました。
 それの例を申し上げますと、一つは先ほど申し上げましたような信用事業を三年以内に半分にしろというのが出ました。それから、北海道の先生方はその言葉をよく御存じなんですが、北海道農協で使っております組勘を廃止しろと。この組勘というのはどこの農協でもやっているんです。組勘とは言いません。私どものところでは組合員勘定とは言わないで営農勘定という、そういう名前でどこでも使っております。一般の金融機関も当座貸越し制度ですから、当たり前の話なんです。農家が一年に一作しかできないときに、資材を現金がないとき購入できない。だから、この貸越し制度をつくっておるわけですが、それも北海道の組勘という名前でこれを廃止しろとか、あるいは全農の改革をもう少し加速化しろ、でなければ第二全農をつくれ、こんなことまで出てきたんですよ。
 こんなことを総理大臣の諮問機関たる規制改革会議が議論をするということ自体がどういう権限なのかということを、我々だけじゃなくて全国の農家の皆さん方も、あるいは農協の皆さん方も思っているんです。ですから、余りにものりを越えた意見を出してきているのではないか。
 ですから、自分たちが与えられた使命で規制改革会議が意見をお出しになるのは、これは我々は真摯に受け止めます。でも、ビーンボールばかり投げ続けて、そして我々が受け止められないような高い球で何をやらせようとしているのか、これはおかしいと……(発言する者あり)そうです、おっしゃるとおりです。だから、松本副大臣、我々はこれで物すごく、党の方としては、我が党の皆さん来ておりますけど、もう大変、野党の皆さんもそうですが、これで右往左往しながら議論を進めなきゃいかぬ、時間の浪費なんです。
 ですから、松本副大臣、是非そういったことを改めていただきますように、もうこれは答弁は結構です、時間が参りましたので。是非そのことを内閣府の大臣の方にも、山本大臣にもおつなぎいただいて、是非、意見は意見として素直に受け止めるということだけは、姿勢は変わりませんので、是非このことだけはお伝えをお願いを申し上げたいと思います。
 以上で質問を終わります。

発言情報

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発言者: 野村哲郎

speaker_id: 32080

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会