川上尚貴の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(川上尚貴君) お答え申し上げます。
お尋ねの新たな獣医学部の設置でございますけれども、これにつきましては、今治市への立地、集積を含め、我が国の創薬産業の活性化を図るとともに、食の安全の確保による畜水産業の競争力向上等を図ることを目的に行おうとするものでございます。
もう少し具体的に申し上げますと、創薬との関係で申せば、近年の創薬プロセスにおいては、基礎研究、応用研究と、人を対象とした臨床研究の間に行う実験動物を用いた研究、こういうものが重要となってきておりまして、このため、実験動物の開発や育成管理、実験動物を用いた研究の評価分析等を担うことができる獣医師の需要が高まっているというふうに承知をしてございます。
また、食の安全との関係で申せば、国境を越える人や物資の交流拡大を背景にいたしまして、人と獣、人獣共通の感染症や家畜感染症が国境を越えて拡大するリスクが大きくなってまいりまして、食の安全やバイオテロへの危機管理意識が国際的に高まる中、家畜、食料等を通じた感染症に対する危機管理、水際対策を適切に行い得る体制を確保することが食品貿易の安定的拡大を図っていく上で重要な基盤となっているというふうな認識でございます。
このように、獣医学部の設置は、創薬や畜水産業の分野で、国家戦略特区の目的である産業の国際競争力の強化、国際的な経済活動拠点の形成の寄与に合致するものというふうに考えているところでございます。