西川芳昭の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(西川芳昭君) 御質問ありがとうございます。
企業の暴走という部分では、二つ考えることができると思うんですけれども、現在は、種子法の下に、米麦、大豆の種子の品質というのは非常に厳密に、圃場検査から生産物検査、その他再三にわたる県の職員の指導の下に行われていますけれども、これが企業、特に海外の企業になった場合にどこまで品質の検査ができるのか、そのための費用をどこまで持つのかということで、基本的に園芸品種などは国際基準に従ってそれぞれの企業が品質の保証をしておりますけれども、これを主要作物に果たして持ち込んだ場合に、本当にそれを国の方がきっちりと管理監督できるのかという意味で、企業の暴走、ちょっと、企業を信じないわけではないですけれども、現に信じられない事例というのもありますので、まず品質の管理、品質の維持が一点。
それから、もう一点は素材ですね。遺伝資源、育種の素材というものは、繰り返しますが、公共の手にあるもの、本来は誰のものでもなく人類の資産なんですけれども、取りあえず日本の国内にあるものは日本国民のものであります。これを明治以来、たくさんの税金を投入し、国や都道府県が守ってきたものですけれども、これが特定の企業に流れるということは特定の企業の力を強化することになり、国民又は都道府県、国の力をそぐことになりますので、企業の暴走というのはそういう意味で企業の力を圧倒的に強くする、そのようなシステムになってしまう危険性を感じております。