鈴木弥弘の発言 (農林水産委員会)

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○参考人(鈴木弥弘君) お隣の山形とは大分、宮城県は仙台平野があり、仙南にも広大な農村地帯がありますし、私の古川近辺も大崎平野、金成に行けば金成耕土ということでかなり水田単作地帯ですが、御存じのように米価がなかなか下落一方なので、どうしても米だけでは生活できないので、転作の大豆、転作の大豆は宮城県は本州で一番の作付面積を誇っています。
 それから、冬場ちょっと雪が少ないということもあって圃場整備率も進んでいるということで、小麦の転作とか、いわゆる米以外のもので水田を活用した、そういう収入源といいますか、そういったものをやっていますし、そして施設園芸ですね、やっぱり雪が少ない、日照が冬場あるというようなことで施設園芸が結構盛んになっています。それから、名立たる畜産県でもありますし、繁殖、肥育、酪農も含めて、そういったことでほかの収入、米プラス収入、そういったものをこの間営々と、行政、そして地域の農協、様々な団体と一緒になって展開されてきた。
 最近、大企業、企業というか株式会社が農地を取得して参入してくるケースもあります。それは法人要件で、企業が入っても法人設立ができるというふうになりましたし、そういうことで、端的な例では、仙台とか多賀城辺りの都市近郊から、税金対策で私たち松島の隣の品井沼干拓地の辺りの田んぼを買って、それで税金的な対策をしながら通勤農業がかなりもう二十年以上、はやっています。
 この方たちは、春に田んぼを耕しにきて田植をして、後しばらく来ないんですね。そうすると、水というのは上から下へ流れる、その用排水をきちっと管理をしなきゃいけない、あるいは病害虫の発生源にならないようにきちっと管理をしなきゃいけない、そういったことがなかなか、地元にいてすぐ田んぼに行って手入れするのと訳違って、時間、距離がある。そういうことで非常に困ることが実際としては起きています。
 これが、企業がまさに農地に参入して農業に参入すれば、やっぱり余り金の掛かる管理とか何かということは手を抜いてしまうということは目に見えていますので、要するに、優良農地、水田の農村地帯の保全ということから考えたら非常に問題ではないかなと。我々は、生産手段を大事にしないと生活をしていけないし、よりいい米を余計取れないですから、生産手段を大事にすると、そういう意識はみんな共有しているわけですね。だから、集落総出で用排水の草刈りとか何かも年に数回やっているわけですが、そういったことがなじまないというか、そういうことが価値観としてないんだと思うんですね。そういうのが、新たに参入することによって非常に弊害が出るというふうに私は思っています。

発言情報

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発言者: 鈴木弥弘

speaker_id: 24153

日付: 2017-04-27

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会