山本潤の発言 (法務委員会)

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○参考人(山本潤君) 性暴力被害者支援看護師、SANEは、元々、一九七〇年代にアメリカ、カナダの看護師たちが始めた研修です。そのときは、性被害者が救急外来で長時間待たされてしまったりとか、あるいはこの人レイプされたので診てくださいみたいに衆人環視の前で言われるなど、すごく配慮のない対応がされていたんですね。被害を受けた人がこれ以上傷つくことはあってはならないというふうに看護師たちが立ち上がって、研修を始めたのが最初です。
 性暴力被害者は、産婦人科医療の現場で被害者診察というのがとても重要になってきます。そのことによって、体に受けた被害の傷、あるいは無理やり性交をされたダメージ、影響、性感染症、望まない妊娠、そういうものを、体に対するダメージというものを、大きな傷つきに対する配慮をしつつケアしていくということがとても求められてくるわけです。
 そして、SANEの重要な仕事として法的証拠採取というものがあります。それは、被害者の方から、被害者の頭の先から足の先までといいますけれども、診察させていただいて、そこにどのような傷が残っているのか、どのような相手の体液などの証拠が残っているのかということを観察しつつ、本人の同意を得ながら一つ一つ取っていって、それを記録に残し、そして裁判で証言していくというのがSANEの仕事の中核となる役割でもあります。ただ、もちろん警察官でもありませんし単なる検査官でもありませんので、やはり大きなダメージを受けたことに対する配慮というのがとても重要になってくる、そういう分野です。
 アメリカは、このSANEのシステムが進んだ結果、加害者を捕まえる率が上がり、起訴率が上がったというふうに聞いています。

発言情報

speech_id: 119315206X02020170616_011

発言者: 山本潤

speaker_id: 2027

日付: 2017-06-16

院: 参議院

会議名: 法務委員会