安倍晋三の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 一年余り前、入社一年目の女性が過酷な長時間労働の中において自らの命を絶つという大変悲惨な出来事がありました。毎年、脳疾患や心疾患やあるいは自殺という形で、働き過ぎによって多くの人たちが命を絶っている、あるいは大切な命を失っているのは事実でございます。このようなことは二度とあってはならないと、こう考えています。
 この考え方の下に、あくまでも働く人の立場に立って考えていきたいと、こう思っておりますが、時間外労働の上限については、これが一番、確かに委員がおっしゃったように、この上限を何時間にするのかということが一番大切でありますから、我々は、法案の中にきっちりとそれを定めるべきだと、責任を持って定めるべきだと、こう考えております。政府の働き方改革実現会議において、これから有識者、労働者、使用者側の議員から様々な意見を伺って検討していくことになりますが、実態を見ながらしっかりと議論をし、明確に結論を出していく考えであります。
 様々な職場があります。非常に繁忙期があって、このときはみんなで一生懸命やらないと、この辺に注文が集中して、このときに片付けなければいけないということもあるんだろうと思います。例えばかまぼこみたいなものがありますね。あれはお正月にどんと注文が来ます。他方、賞味期限がありますから、ここにどさっと作っていかないと一年間の売上げを維持していくということができないわけであります。
 そういういろんな状況があるということも十分に加味をしながら、そして、誰に対して何時間の上限とするかを決めるに当たっては、脳・心疾患、心臓疾患の労災認定基準、いわゆる過労死基準をクリアするといった健康の確保を図ることが前提であります。その上で、女性や高齢者が活躍しやすい社会とする観点やワーク・ライフ・バランスを改善する観点など、様々な視点から議論をする必要があると、このように考えております。

発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2017-01-31

院: 参議院

会議名: 予算委員会