相川一俊の発言 (予算委員会)

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○政府参考人(相川一俊君) ただいま先生御指摘のとおり、我が国はCTBTOに約二・九億円を拠出することを決定したところでございます。
 包括的核実験禁止条約、CTBTでございますが、署名開放後二十年を経てもまだ発効に至っていないところでございます。他方で、CTBTOは、この条約が定める検証制度が機能するように国際監視制度、これはIMSと言われているものでございますが、この整備を実質的に進めているところでございます。この制度は、核実験を探知するため国際的なネットワークを構築し、そのために各国が所要の観測施設を建設し運用することになっているところでございます。
 これまでに、この国際監視制度、IMSの約八五%がCTBTOの認証を受け、機能しているところでございます。現実にも、このIMS、国際監視制度は、昨年の一月、九月に実施された北朝鮮の核実験に由来すると考えられる地震波を検知する等の成果を上げております。
 それとともに、CTBTOの発効促進に向けての努力といたしましては、現在、我が国はカザフスタンと共にCTBT発効促進共同調整国を務めております。また、昨年九月にはCTBTフレンズ外相会合、これは国連で開催されたものでございますけれども、この共同議長を務めた経緯がございます。昨年九月にはCTBTに関する安保理決議も採択されまして、我が国は共同提案国になってその採択に尽力しました。
 これに加えて、二国間協議等の場を利用しまして、我が国は、条約の未締結国・締約国に関して条約の批准を促すために積極的に働きかけているところでございまして、最近では新たにミャンマー及びスワジランドがCTBTを批准したところでございます。
 今回のCTBTOへの我が国の拠出でございますが、これは核実験の際に放出されると言われておりますキセノン等の希ガスの観測システムの整備に充てられるということが想定されておりまして、国際的な核実験監視体制の一層の強化に貢献するものと考えております。
 我が国としましては、こうした取組を通じまして、核兵器のない世界に向けた一層の取組を行っていきたいと考えているところでございます。

発言情報

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発言者: 相川一俊

speaker_id: 16689

日付: 2017-03-03

院: 参議院

会議名: 予算委員会