安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 南スーダンへのPKO活動への自衛隊部隊の派遣は今年の一月に五年を迎えまして、施設部隊の活動としては過去最長の活動となったと言えます。今後の在り方についてはかねてより検討を行ってまいりました。
現在、南スーダンでは、国連による首都ジュバの治安改善のための新たなPKO部隊、地域保護部隊でありますが、の増強、四千人の増強がなされます、によりジュバの治安の一層の安定に向けた取組が進みつつあり、また、南スーダン政府は民族融和を進めるため国民対話の開始を発表するなど国内の安定に向けた取組が進展しており、国づくりは新たな段階に入ろうとしていると言ってもいいと思います。
そうした中、自衛隊はこの五年余りの間、首都ジュバから各地を結ぶ、各地へ通じる幹線道路の整備など、これまでの我が国のPKO活動の中で過去最大規模の実績を積み重ねてきたことから、自衛隊が担当するジュバでの施設活動については一定の区切りを付けることができると、このように判断をいたしました。今回の方針については、南スーダン政府や国連には事前に説明をし、キール大統領からは、これまでの自衛隊の活動を高く評価し、そして感謝する旨の言葉もいただいています。
我が国としては、施設部隊の活動は終了をいたしますが、今後とも南スーダンPKOの司令部への自衛隊の要員の派遣は継続をし、引き続き国連PKOへの貢献を行ってまいります。また、政治プロセスの進展への支援や食糧援助を含む人道支援といった様々な形の支援を継続、強化していくことで、新たな段階を迎えつつある南スーダンの国づくりにおいて積極的に貢献をしていく考えであります。
人道支援については、食糧援助を含め国際機関を経由した支援を実施していきます。南スーダンにおける深刻な飢饉については、先般、国連事務総長からも各国に支援のアピールがあったところであり、我が国は南スーダン向けの六百万ドルの支援を実施すべく最終調整中であります。可及的速やかに正式決定したいと考えています。
第一次隊から第十一次隊まで合わせると、南スーダンに派遣された自衛隊の施設部隊の隊員は延べ三千八百五十四名に上ります。日本から遠く離れた灼熱の地にあって立派にその任務を全うしてくれている自衛隊員、そして彼らを送り出してくれている御家族の皆様に対しまして、本当に心から感謝申し上げたいと思います。