安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 先ほど申し上げましたように、今年の一月に五年目を迎える、そして施設部隊としては過去最長となるというこの一月を見据えまして、実は昨年の九月から、九月からNSC、国家安全保障局を中心に具体的な検討を始めておりました。また、自衛隊の活動については、部隊の派遣を命じるよりも活動を終わらせる判断の方が困難であり、そしてそれを、円滑に活動を終了させるためには、拙速に判断をするということはあり得ないわけであります。そして、一たび海外に派遣した以上、平素より活動の終了について検討しておくのは当然のことであります。
その上で、昨年部隊の派遣を検討した言わば第十一次隊ですね、現在活動している十一次隊の派遣を検討した段階では、国連は新たなPKO部隊、これは地域保護部隊でありますが、の増強を決定したものの、部隊の展開についてはめどが立っていなかったわけであります。また、国民対話のような民族間の融和に向けた具体的な取組も進んでいない状況であったわけであります。かつ、国連の要請により行っていた首都ジュバの国連施設の整備もいまだ途上であったことなどを勘案して、引き続き施設部隊の派遣を継続することが適当であると判断をしたわけであります。
また、駆け付け警護について申し上げれば、昨年七月、武力衝突に伴い治安情勢が悪化した際には、JICAの職員や民間企業も活動をしていましたが、自衛隊には十分な任務や権限が与えられていなかったわけであります。我々はその際、七月でありますが、どうやってJICAの職員たち、言わば民間人の人たちの安全を守って、あるいは彼らを安全に例えば宿営地内に連れてくることができるかどうかということを、我々は大変悩んだんですよ、それを、ということもありました。ただ、法整備が、法制が整備されていない、必要な教育訓練も完了していないという段階でありました。
しかし、現在、法整備が、法制が整備され、そして教育、必要な教育訓練も完了した段階で自衛隊を派遣する以上、邦人保護のため、駆け付け警護の任務付与を含めあらゆる手だてを講じることは当然であると、こう判断をしたわけであります。それは、民間人がいるわけでありますから、JICAは撤収しましたが他の日本のNGO等がいるわけでありますから、自衛隊を派遣する以上は駆け付け警護等の任務を付与するのはこれはもう当然のことであろうと、私は七月の経験からいっても当然のことであろうと思いました。
現在活動している十一次隊については、その派遣期間が今月末をもって期限を迎えることから、改めてこれまでの検討状況を取りまとめた結果、南スーダン国内の安定に向けた取組は進展を見せており、国づくりは新たな段階に入ろうとしている中で、作業の途上であった国連施設の整備は四月末に、そして首都ジュバの道路整備も五月末にはそれぞれ完了する見込みであることから、活動に一定の区切りが立つ五月末を目途に施設部隊の活動は終了することとしたわけでございます。
言わば、十次隊でやめていれば今言ったことも途中になってしまうんですね。言わば、自衛隊は仕事をそれでは途中でやめるのかということになってしまいます。それはやはり日本としてすべきでない。つまり、十一次隊によって今申し上げたことはちゃんと区切りを付ける。さすが日本だ、さすが日本の自衛隊だと言われて撤収図らなければいけないわけであります。
ただし、もちろんUNMISS司令部への自衛隊の派遣は継続をし、引き続きUNMISSの一員としてPKOへの貢献を行っていく考えであります。
このような方針について、三月九日の国家安全保障会議においてその方向性を確認した上で、南スーダン政府や国連に説明を行い、その結果も踏まえて三月十日に改めてNSCを開催して最終的に方針を決定したものであります。つまり、去年の九月から実は今年の五月までをずっと見据えながら我々は対応してきたということでございます。