小此木政夫の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(小此木政夫君) もうガチンコのけんかになる可能性がゼロでないというふうに宮家さんがおっしゃられましたが、私に言わせれば、まあ九〇%以上、ほぼ間違いなくそうなるということではないかと思います、残念ながら。
 先ほど、最初の陳述のところで、要するに韓国の政治というのはどういう政治なのかというようなことをちらっとお話しいたしましたが、運動圏の政治というのは、自分たちが正義であると信じたこと、信じたことですよ、をとことん追求する、ほかのことは一切関係ないという原理主義的な運動ですから、ですから、慰安婦問題、慰安婦像よりもはるかに強烈な反応が返ってくると思います。
 もちろん、日韓関係よりも竹島の方が重要だというふうに判断すれば、それでもしようがないということになるわけですが、そういうことにはしたくないというのが実は私や韓国の友人の考えでありますので、なかなかそうならずに来ているわけです。
 もう一つ申し上げるとすれば、ただし、未来永劫というようなことは私はないと思っているんです、あるいはそういうことは考えたくないと思っているんですね。
 それはどういうことかというと、竹島問題が日韓関係を破壊している面もあるんですが、しかし、日韓関係そのものが変わっていけば竹島の問題が変わっていくという面もなくはないというふうに思っております。つまり、竹島という島は日本が自国の領土としてもちろん強く主張しているわけですが、島自体に何らかの価値があるというものではありませんから、ですから、日韓関係が良くなって国境が開かれて、ノービザで今往来していますが、パスポートも必要ないような時代、つまりどこまでが日本でどこまで韓国かということが分からないような、つまりそれは国境の意味ではなくて経済活動その他において、韓国人の若者が日本で働いたり日本の若者が韓国で働いたりというような、ある種のヨーロッパのコモンマーケットのような状態ができたときに竹島の価値というのはますます低くなっていくだろう。
 やや夢のように思われるかもしれませんが、どこかの時点で守備隊を置いておく必要がなくなればいいわけでして、守備隊に撤退してもらうと。それで、それ以上は余り問わないというような状態がまあ何十年後かにできてほしいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 小此木政夫

speaker_id: 23216

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会