井手英策の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(井手英策君) 二つのレベルがあるように思うんですね。
 一つは、まず国税でやるのか地方税でやるのかという問題があるように思います。今日申し上げているような現物給付、サービス給付に関しましては、その供給者が基本的には地方自治体であるというふうに私は認識しております。したがいまして、あらゆる人々が負担者になっていくと私が申し上げるときには、基本的には地方税でやっていくというのが筋ではないのかというふうに考えております。
 二つ目で、とはいいながらも、様々な税の決定上の難しさがございまして、国税を全く無視することができるかという問題はあろうかと思いますので、その場合、これを全て消費税に頼ってやっていくのか、あるいはそうではなく、租税間の公平性、つまり税にはそれぞれ個性がありますので、例えば逆進性の強い消費税、あるいは累進性のある再分配効果の大きな所得税、そういったそれぞれの特徴を上手に組み合わせながら、例えば法人税や所得税や相続税やそういったものを強化していく中で消費税の上げ幅を下げていくというような、そういうバランスの取り方も論理的には可能ではないかと思います。
 したがって、一つの税に依拠して全てをやってしまおうと考えるのではなく、国税と地方税のバランスや、あるいは国税の中でもどのような組合せで税の体系をつくっていくかということは、恐らくそれぞれの論者の思想がそこに表れてくるのではないのかと思います。

発言情報

speech_id: 119315262X00120170309_160

発言者: 井手英策

speaker_id: 29980

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会