井手英策の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(井手英策君) ゴールということでございますけれども、私は、多くの人々の将来不安を払拭するということがゴールではないかと思います。そして、もし、指標という御質問ございましたので、それにお答えするならば、内閣府の調査で、ちょっと古いデータになりますが、二〇一一年だったと思いますが、老後は不安ですかという質問に対して国民の八五%が不安だと答えているというデータがあったように記憶しております。したがいまして、こういったデータが改善していくということが重要な指標になっていくのではないのかと思います。
 現在の日本を見ますと、先ほど僕申し上げましたように、所得が落ち、これは劇的に落ちております、そして貯蓄率も劇的に下がっております。その中で、将来不安に多くの人々がさいなまれているというのが今の現状だと思います。その中で非常に気になるのは、多くの人々が自己防衛に走ろうとしているということです。
 そして、全体の三割以上が低所得層と言っていいような状況の中で、一番私が気になっているのは、社会的な弱者が更なる弱者をたたくような状況が生まれてきていることです。これは、私が住んでいる小田原の、先ほど質問がありましたが、生活保護問題もそうです。私から見れば、ケースワーカーの人たちは組織内の弱者です。この人たちが受給者を差別するようなことが起きます。同じく、神奈川県の相模原を御覧いただければ、加害者はもちろん悪い人ですが、明らかな社会的弱者である加害者が更なる弱者を皆殺しにしようとするような事件が起きる。
 将来不安におびえる中間層が更に弱い人々を虐げることによって、見るに堪えないような出来事が次々に起きる。このような社会を変えていくためには、もし一つ指標を挙げろとおっしゃるのであれば、老後をどう考えるか、将来不安はどうかという質問に対して、大丈夫だと答えられるような、そういう社会をつくっていくことではないのかと思います。

発言情報

speech_id: 119315262X00120170309_204

発言者: 井手英策

speaker_id: 29980

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会