義家弘介の発言 (文部科学委員会)
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○義家委員 大変丁寧かつ具体的な答弁をありがとうございました。
この大学設置認可の判断というのは、政治が介入するのではなく、しっかりとエビデンスを示した審議会の答申を受けて、それを最大限尊重していくという制度であるということをまず確認しておきます。
まず、こういった前提を理解していないと議論になりません。政治の場から離れ、専門家による審議会でその可否を議論していた最中に今回の騒動があったわけでありまして、答申が出たのが、繰り返しになりますが十一月九日、林大臣により設置が認可されたのが昨日なんです。
本来、政治的な影響から一線を引いて、静ひつな環境で専門的審議が行われるはずの設置審は、図らずも連日の報道や国会での喧騒に巻き込まれてしまったと言っても過言ではありません。報道も質問も、最低限制度を理解した上で行っていただきたいと切に願っております。
しかし、そのような喧騒の中にあっても、委員の皆様は責任ある議論を行っていただきました。そのことに改めてここで敬意を表したいと思っております。
続いて、国家戦略特区で獣医学部の新設が決定するまでの経緯について質問をさせていただきたいと思います。
御承知のとおり、省庁をまたいだ政策決定プロセスで激論が交わされることは自明のことです。何も交わされずに政策が進んでいくなんということはありません。例えば、今回のケースでいえば、とにかく規制改革をスピーディーに進めたい内閣府、大学設置認可に責任を負っているため石橋をたたきながらしっかりと進めていきたい文部科学省、新たな獣医学部新設に異を唱えてきた獣医師会及び獣医師行政を所掌する農水省と、その立場は全く異なります。
私も、担当課から連日報告や相談を受け、内閣府、農水省との折衝において、さまざまな指示や助言、調整を行ってまいりました。担当課は本当に誠実に汗をかいてくれました。しかし、副大臣として大変疑問に思っていたのは、内閣府との折衝において、局長の顔は見えましたが、事務方のトップである次官の顔が、失礼ながら、全くと言って見えなかったことでございます。
そこで、文部科学省に具体的に質問します。
文科省では、当時の馳大臣の際にも、また松野前大臣の際にも、省として重要な決定や懸案を共有するために開かれる省議、並びに、定期的に開催している、馳大臣のころは毎週開催しておりましたが、両大臣のもとで私も出席してきた政務三役会議、及び、さらに自由な意見交換を行う政務三役懇談会が随時開かれ、さまざまな議論が行われているところであります。次官が司会を務めます。
このような席で、行政がゆがめられた等の発言をされている前川前次官が問題視している一連のやりとりが議題に上がったことは、次官が退職時まで一度もなかったと私は記憶しておりますが、事実関係を、文科省、お答えください。