前田哲の発言 (安全保障委員会)
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○前田政府参考人 お答えいたします。
まず、先生から数百キロというお話がありましたので、改めてその点を御説明いたしますが、諸外国において、今、軍事技術というのは非常に著しく進展をしているわけです。軍事能力も上がっているわけでありまして、特に、海上部隊あるいは航空部隊が連携をして我が国に武力攻撃をしてくる。こういうときに必ずエアカバーというものをかけていくわけですが、そのエアカバーが及ぶ範囲、つまり、航空の、相手方の脅威が及ぶ範囲というのは、侵攻してくる部隊の周囲数百キロに及ぶという状況に今なっているわけでございます。
そういう中で、現状のままでありますと、自衛隊の航空機は相手の脅威の及ぶ範囲内に入って対応せざるを得ない。このことが、スタンドオフミサイルを入れる最も大きな理由であるというふうに考えているわけでございます。
それから、BMDと原発の関係の御質問がございました。
我が国は、先ほど大臣からも申し上げましたけれども、イージス艦それからPAC3の多層防衛という形をとっています。それで、イージス艦については、現状でも三隻でもって日本全国をきちんとカバーするという体制を持っています。
さらに、現在、北朝鮮のミサイル能力というのは非常に向上してきていますので、このミサイル対処能力の向上を図るために、一つはミサイルそのものの能力向上、すなわち、先生も今御指摘になりましたSM3というミサイルをブロック2Aミサイルにする、それから、PAC3についてもMSEという能力向上型を取り入れる、こういった工夫を重ねてきております。
さらに、イージス・アショアというものを入れますと、二十四時間三百六十五日の我が国の防護体制が相当強化されると考えております。
したがいまして、原発を含めて日本各地を防護するための体制というものに我々は今力を入れて取り組んでいる、こういうことでございます。