伊佐進一の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)

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○伊佐委員 大臣、ありがとうございました。
 若手人材の話ときょうは宇宙の話もしたかったんですが、少しちょっと時間がなくなってまいりましたので、せめて宇宙の人材の話だけでも大臣に質問したいと思うんです。
 宇宙の研究開発力、宇宙のイノベーション力という観点で、では、宇宙開発の技術者とか研究者はどこで一体育っているのかということですが、これはもう、具体的な研究開発プロジェクトに携わっていくことで力をつけていく。つまり、具体的な研究開発プロジェクトが先細っていくと、それだけ若手がそこで学んで育って訓練を受けていく場所が減っていく、人材が枯渇していくという状況になります。それが一番はっきりわかるのが宇宙プロジェクトだと私は思っていまして。というのは、一つ一つのプロジェクトがかなり大玉、大きいですので。
 これは、資料五を最後に見ていただきますと、例えば左の方を見ていただくと、各年齢、二十四歳、二十五歳、三十歳、年齢ごとに、ロケット開発、どういう開発に携わったかと。Nロケット、H1ロケット、H2ロケット、H2A、H2Bと。この棒の高さが厚みです、研究者の。経験しましたよと。当然、若手は昔の研究開発のロケットのNとかH1、H2というのは経験していませんので、これは厚みは何もありません。最近のロケットになると厚みがある、こういうグラフになっているわけです。だから、黄色の部分というのは、全く人材が不足している、経験値が不足している分野になります。
 これがどうなっていったかというと、右のグラフを見ていただくと、黄色がどんどんどんどんふえていっている、つまり何のプロジェクト開発も経験しないまま研究者が大きくなっていっているという状況で、このままいくと、研究開発でロケットをつくったことがありません、メンテナンスはもちろんやっていると思いますが、研究開発はやったことありませんという人がどんどんふえていく。こういう状況になっていったときに、最後ぎりぎり間に合ったのがH3ロケットです。長らくプロジェクト化、ようやく予算を認められて、H3ロケットができるようになったので、恐らく、もう一本後ろに線がつくことになったんですね。
 というように、しっかりと、技術力の維持、若手の人材の維持という観点を考えれば、実用化の部分はもちろん大事です、利用の部分も大事なんですが、この技術力の根幹は、研究開発プロジェクトを少なくとも一定の程度は確保するということじゃないかと私は思いますが、大臣、いかがですか。

発言情報

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発言者: 伊佐進一

speaker_id: 13641

日付: 2018-04-12

院: 衆議院

会議名: 科学技術・イノベーション推進特別委員会