佐藤ゆかりの発言 (経済産業委員会)
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○佐藤(ゆ)委員 この予算が、関税税収が、色のついていないお金でありますから、それこそ中小企業対策から社会保障まで、いろいろな使途があるわけでございますけれども、ぜひ、これがばらまきにならないように、やはり被害を受けた業種にきちっとピンポイントで絞られていくような、そういう予算編成というものも考えるべきではないかと改めて強調させていただきたいと思います。
最後になりますけれども、少し話題をかえまして、日本とアルゼンチンの通商関係についてお伺いしたいと思います。
ことしは、日本とアルゼンチンの通商条約締結の百二十周年に当たるわけでありまして、ことしの七月には、いよいよアルゼンチンのパタゴニア地域に限って牛肉と羊が日本に輸入が解禁になる、同時に、日本の和牛も、いよいよアルゼンチンに上陸する、解禁になる、記念すべき年でございます。
そういう意味で、期待も高まっているわけでございまして、実際、こうした日・アルゼンチン通商の活性化というのは、三年前にアルゼンチンで始まりましたマクリ政権以来、自由貿易が促進されて、日本との関係もようやく活発化してきた状況でございます。
しかしながら、残念ながら、まだ日本とアルゼンチンは投資協定も締結をしておりません。したがいまして、日本の企業も、アルゼンチンの資源や農産物に大変関心は高いんですけれども、いざ投資判断をするかどうかになると、状況見定めで様子見をしているような、非常に残念な状況があるわけでございます。
ただ一方で、アルゼンチンの資源を見てみますと、シェールガスの回収可能量は世界第二位、シェールオイルも第四位、リチウムは生産量、埋蔵量ともに世界第三位という非常に資源大国であります。
特にリチウムについて、これは次世代自動車だとか、あるいはモバイル機器にリチウムイオン電池というのは必要不可欠な部材でございますから、これからリチウムに対する需要というのは、一本調子にまだまだ上がっていくということが言えます。
アルゼンチンからの日本のリチウム輸入は、日本の全体の輸入の一三%、第二位を占めております。第一位はチリ産の八一%。ですから、要するに、日本がこれからアルゼンチンにどう経済協力できるかというときに、アルゼンチンは、残念ながら、日本にリチウムを持っていくときに、チリを横断して太平洋に出なければいけないという、このインフラ整備の課題がいまだあるわけでございます。
ただ、チリ産のリチウムが日本の輸入の八一%シェアを占めるというわけでありますから、やはり地域的に、アルゼンチン産と、これはインフラ整備をして持ってくれば、輸送手段としても非常に効率がなお一層高まってくると思われますが、日本の今後のアルゼンチンに対する投資協力、経済協力について、世耕大臣、今後どういうものが考えられるか、お答えをお願いします。