内田聖子の発言 (内閣委員会)
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○内田参考人 御指摘ありがとうございます。
おっしゃるとおり、日本の中でも既に起こっている事態というふうにも見れるわけですが、都市に投資や経済活動が集中し、人口も減ってくる中で、地域、地方、農林水産業を営む農山村というのは既に疲弊しつつあると言ってもいいと思います。これがやはり、このTPPのような、やはり大企業に有利なルールづくりが行われたというふうに私は基本的に評価していますが、このルールが導入されることで、地域経済の空洞化、そして、もう人が住めなくなるんじゃないかというようなレベルにまで地域が傷んでいく危険性は非常にあると思います。
投資が拡大するということ自体はまだ言われておりますが、実際に、都道府県別などで見てみれば、例えば外国の企業が投資をする先というのは、基本的には大都市圏それから中都市であって、例えば人口十万、二十万ぐらいの中核市に今後外国企業がどんどん投資をしてくるということは余り想定できないわけですね。ですから仮に、全体としての投資がふえたとしても、それは都市部に集中するだけの話であって、地域に隅々まで行き渡るような効果には決してならないだろう。
かつ、加えて、先ほど来指摘があるような、農林水産業、これは非常にTPPで日本が最大譲った分野だと思いますが、ここが持続可能でなくなれば、本当に地域経済は持続可能でなくなるということを懸念しています。