安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 国民の二人に一人がかかると言われているがんは、国民の関心が高く、早期発見、早期治療とともに、療養中の生活の質の向上が重要であると考えています。
御指摘のように、平成十八年、御党の井上義久議員から、放射線治療の効果について御質問をいただきました。その際にお答えをしたとおり、放射線治療は、前立腺がんなどにおいて、手術以上に根治を期待できる有効な治療法、こう考えております。
当時、御党の太田さんとともに東大病院の放射線科を訪問させていただきまして、いかにこの放射線治療が今申し上げましたような治療効果があるかということを御説明いただいたところでございまして、私の母も乳がんでありましたが、この放射線治療を活用させていただいたところでございます。
そのため、平成十九年から始まったがん対策推進基本計画のもとで、放射線治療をがん治療の選択肢の一つとして選べるよう、がん診療連携拠点病院の数を二百八十六から四百カ所に増強しました。そして、その全てに放射線治療機器を設置するなどの体制整備を進めてまいりました。
また、御党からの御提案を踏まえながら、昨年十月に第三期のがん対策推進基本計画を策定しました。その中で、放射線治療について、根治のための治療法としてのみならず、痛み等の症状緩和にも効果がある療法としても普及を図るため、がん診療に携わる医師等に向けて普及啓発を進めることとしています。
政府として放射線治療を受けている患者数は現在把握はしておりませんが、ここ数年、放射線治療は月間四十万回前後行われているという状態で推移をしています。放射線治療を含め、個々のがん患者の状態に応じて適切な治療方法が選択できる体制づくりを進めていきたいと思います。