三上元の発言 (予算委員会)
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○三上元君 お答えいたします。
政府が今まで出してきたものというのは、理論値でこうなるということで、実態と違っていたというのが第一でございます。
そのことはもう既に、二〇一一年のあの事故のある半年前に、近藤駿介さんが当時委員長でありました原子力委員会で大島堅一さんがレポートしておりますように、私のチラシにも実は書きましたが、もう既に大島堅一さんの計算で、実態の数字として、減価償却費とか燃料費等の直接のコストと、研究費とか安全点検費、そして自治体への交付金ということを入れて、それは既に十・二五円になっているよ、理論値で六円が十・二五円になっているよということで、もう既にこれでは火力より高いということが、八年も前に証明されています。
さらに、私は大島先生に会いに行って、こういう計算をなぜしてくれないんですかと言ったら、それ以下はやや決め打ち的な形があるので、政治家の皆さんが決めてくれなければいけない問題があると言いましたので、私が乗っけたのが六ケ所村のコストです。この六ケ所村のコストはどこにも入っていないんです。
もう一つは、十万年保管しなきゃならないといわれていますが、ビュール村には、フランスでははっきり決まっていませんが最終処分場の予定地です、既にそこに年間百万円ぐらいが出されているわけです。そこで十万年の保管料を計算します。
それから、廃炉のコストに二つありまして、何も事故を起こさない廃炉コストと事故を起こした廃炉コストは全く違うんですね。事故を起こした廃炉コストというものは物すごく高いわけでございます。高い事故を起こした廃炉コストはチェルノブイリが例になっているわけでございますが、そのチェルノブイリの例で乗っけますと、大変なコストになる。
それから、もう一つは賠償の保険でございます。
賠償をどれだけするのか、あるいは除染をどれだけするのか、こういう問題について、まるで保険代に入っていない。五十兆円から七十兆円かかるというふうに日本経済研究センターが試算しておりますので、それを何年に一回発生するのかで割れば簡単に出るわけです。それをロイズも受けてくれないんだから日本政府が受ければいい。これを全部乗っければ、明らかに太陽光や火力よりも高くなる。それを日本経済新聞は、少な目に見積もっても十五円と出しているわけですね。世界の水準がそうだということです。一方、太陽光は世界の水準は五円なんですね。五円と十五円、三倍違うんです。
簡単に言うと、そういう理由で入れていないものがある、そして実態とモデルが違うものがあるということで、政府の試算と大分実態が違うということでございます。