大隈和英の発言 (予算委員会第五分科会)

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○大隈分科員 おはようございます。自由民主党の大隈和英でございます。
 朝一番から質問の機会をいただきまして、大変ありがとうございます。
 さて、早速質問の方に入らせていただきますが、まず、今回の薬価改定の意義について少し議論をしていきたいと思います。
 膨張する社会保障費の中で、限られた財源、とりわけ、医療費を始めとして各分野にどう分配していくかというのが大変大きな課題となっております。今回の診療報酬改定でも、厳しい財政事情の中で、あちらを立てればこちらが立たないというふうな状態が長く続いておりまして、今回は薬価の方にそのしわ寄せが少し来たのかなというふうに言われておるところでございます。
 しかし、税収の伸びを大きくしても、なかなか社会保障財源の大幅な増大に追いつかない、その社会保障財源の大幅な増大を見込めない現状の中で、国民負担を増大させずに、そして社会保障の過度な圧縮や削減をなしに、どうやって財源全体を大きくしていくか、ふやしていくか。やはり先端医療や創薬のイノベーションにかける期待、その役割というものは大きいものというふうに考えております。
 その旗頭として、イノベーションを特に推進していくべき創薬部門、ぜひ引っ張っていってもらいたいと思っておりますが、今回のように薬価の切下げが進んでいきますと、国内メーカーが研究開発の基礎体力を失ってしまう、あるいは、収益性が見込めずに、イノベーションのもととなるシーズ、研究が国内から流出して海外の企業に奪われてしまう、そういう現状が既にございます。
 これは厚労省だけでなく、文科省の基礎研究の予算や、あるいは大学院を始め高等教育の予算づけのあり方にも関連してくるかもしれませんが、この社会保障の予算を限られた中切り分けていく中で、薬価の方にしわ寄せが行き、そして、それがひいてはイノベーションを阻害してしまうのではないか、こういうジレンマといいますかパラドックスにつきまして、厚労省としてどのような見解をお持ちなのか、お聞きしたいと思います。

発言情報

speech_id: 119605267X00120180223_007

発言者: 大隈和英

speaker_id: 15811

日付: 2018-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第五分科会