鈴木俊彦の発言 (予算委員会第五分科会)
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○鈴木政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘のとおり、画期的新薬の創出などのイノベーション、この推進は極めて重要であるというふうに認識をいたしております。
一方で、近年、革新的ではございますけれども非常に高額な医薬品が登場いたしまして、国民負担それから医療保険財政に与える影響が懸念されております。これは世界各国でも問題になっているところでございます。
御案内のように、我が国の公的医療保険制度は、国民の税金と保険料、そして患者負担によって賄われております。したがいまして、国民皆保険の持続性、それと今御指摘のございましたイノベーションの推進、これを両立していくことが必要でございます。
こうした観点から、今般の薬価制度の抜本改革におきましては、具体的に、効能が追加された場合などの市場規模の拡大、これに速やかに対応すること、二点目といたしまして、毎年薬価調査、毎年薬価改定に取り組んでいくということ、そして三点目といたしまして、新薬創出加算などの抜本的な見直しを行うこと。そして、イノベーションの評価、さらには長期収載品の薬価の見直し、こういった総合的な改革を実行するということにいたしたところでございます。
こうした取組の中で、今御指摘ございました点に関連するものといたしましては、まず、新薬創出等の加算制度でございますけれども、この中では、配合剤、あるいは既に類似の医薬品が多く収載されている新薬、こういったような革新性の低い品目も加算対象になっている、こういった課題の御指摘もございました。したがいまして、これを医薬品そのものの革新性や有用性に着目して判断する、こういう仕組みに改めたいということでございます。
それから、長期収載品の薬価でございますけれども、これは後発医薬品の薬価を基準に引き下げていく、薬価を下げていく、そういう一方で、後発品に置きかえが進んだものにつきましては、製薬企業みずからが市場から撤退を判断することができる、こういった条件整備をしたところでございます。
一方で、イノベーションの評価を更に推進していくという観点から、一定の要件に該当いたします原価計算方式の品目の加算を大幅に引き上げる、こういった取組もやっているところでございます。
また、こうした薬価改革にあわせまして、三十年度の予算案におきましては、日本創薬力強化プラン、緊急政策パッケージでございますけれども、この予算を計上させていただいております。日本発のシーズが生まれる研究開発環境の改善を行う、こういった方に取り組んでいきたいと思っておりまして、こうした各種の取組を通じて、革新的新薬の創出を総合的に推進してまいりたいと考えております。