岡下昌平の発言 (予算委員会第七分科会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○岡下分科員 今の御答弁で、なるほどなと、なかなかすっきりいかないんですけれども、なぜ私が、万博のテーマ、その理念や意義をわかりやすくすることが重要だということを申し上げるかといいますと、まだやはり、残念ながら、私も地元は大阪ですけれども、その機運の醸成、地元の盛り上がりに欠けているという感は否めないんです。
 やはり、大阪のみならず、近畿あるいは全国の皆様方にこの万博誘致にお力添えをいただいていかなければならない。したがって、わかりやすい万博テーマにしないと、なかなか賛同が得られないのではないのかなという思いなんです。
 といいますのは、二〇〇五年の愛知万博のときでありますけれども、国際博覧会の推進室長をお務めになられた松尾隆之さんが新聞でインタビューに答えているのを、私、読ませていただいたんですが、招致成功の要因はどこにありましたかという問いに、やはり市民の盛り上がりが大きかった、このように指摘されているんです。愛知万博のテーマの柱は環境でありました。市民がその環境というテーマをよくよく御理解されて、市民が川を浄化する運動を始めたり、あるいは、小中学生が里山に植林をする。行政からのトップダウンの推進ではなくて、市民やあるいは企業が共同してボトムアップ型の活動をされた、そこに成功の要因がある、このようにおっしゃっておられました。
 私の地元、堺市におきましては、このたび、世界遺産に百舌鳥・古市古墳群の登録を目指しております。ことし九月ごろにイコモスの現地調査を予定しておりまして、来年夏にユネスコの世界遺産委員会で決定する予定でありますけれども、この活動の中で、ことしのバレンタインデー、二月十四日です、自民党本部において、昨年の二〇一七年七月九日に世界遺産への登録を決定された宗像・沖ノ島と関連遺産群について、どのようにして登録をかち得たのか、宗像大社の宮司さんをお招きしたり、御当地選出の国会議員の先生をお招きしたり、そのようにして意見交換をさせていただきました。
 その際、やはり、古代祭祀の記録を保存する類いまれな収蔵庫と沖ノ島の価値を認めていただいた一方、宗像大社の辺津宮など四資産は、国家的なものであって、地域や世界的な価値とは認められないと当初除外を勧告されておった、しかし、最終的には、八つの構成資産全てが世界遺産に登録が認められた。
 その勝因は何か。やはり世界遺産を目指す地元の人たちの盛り上がりがあったからとその国会議員の方もおっしゃっておられましたけれども、世界遺産になれば経済波及効果があるとか観光客が来るとか、もちろんそういった側面も当然あるけれども、それ以上に、自分の、みずからの生まれ育った土地が世界遺産になるということは大変すばらしいことである、そういった熱意を持った活動が、結果登録に結びついた、このようにおっしゃっておられたのが大変印象に残っております。
 私は、万博も一緒やと思うんです。もちろん、経済効果が幾らとか、そういった計算も非常に重要になってくるかもしれませんけれども、やはり、万博を通じて、この日本が、あるいは大阪が、世界の諸問題にどう立ち向かって、どのような貢献ができるのか、これをしっかりとアピールすることが、わかりやすく国民に伝えることが機運の醸成につながっていくと私は考えております。
 例えば、吉本のタレントさんに来てもらったり、あるいは、ポケモンとかキティちゃん、そういったものを特使にしたりしてPRするのもこれは重要かもしれませんけれども、これはあくまでも一つの材料にしかすぎないわけであって、やはり、これから理念や意義というものを丁寧に説明して、国民に知っていただく努力を更にしていただきたい、啓蒙活動をしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
 次に、誘致の取組状況についてお聞きしたいと思います。
 まず、日本での取組ですね。経産省の中に設置された博覧会推進室での取組、そして、二〇二五年の日本万国博覧会誘致委員会での取組があると思います。
 現在、経産省の博覧会推進室の人数と内訳、そして、関西に、大阪に誘致に向けた予算の状況がどうなっているのか、御紹介ください。

発言情報

speech_id: 119605271X00120180223_023

発言者: 岡下昌平

speaker_id: 4681

日付: 2018-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第七分科会