磯崎仁彦の発言 (環境委員会)

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○磯崎仁彦君 是非、その方向で取りまとめをお願いをしたいなというふうに思っております。
 この長期低排出発展戦略につきましては、G7の伊勢志摩サミットにおきましても、二〇二〇年の期限に十分先立って今世紀半ばの温室効果ガス低排出型発展のための長期戦略を策定し、通報することにコミットしているわけでございます。既にドイツ、フランス、カナダ、アメリカもそうですかね、提出をしているというふうに伺っております。まさに、これこそ我が国の地球温暖化に対する国としての姿勢を内外に示すものでございますので、可能な限り早期に策定できるようリーダーシップを持って取り組んでいっていただきたい、是非お願いをしたいというふうに思っております。
 先ほどの環境省と経産省の隔たりの中で、カーボンプライシング、これはかなりあるんではないかなというふうに先ほど申し上げました。環境省におかれましては、有識者から成るカーボンプライシングのあり方に関する検討会が設置をされ、先日、三月九日に第九回目の検討会が開催をされたというふうに伺っております。
 その資料も拝見をさせていただきましたけれども、このカーボンプライシングについては幾つかの考慮すべき事項というものが記載をされております。その一つが経済への影響。これは、やはりカーボンプライシングによって経済に影響を与えるんではないかということかと思いますし、二点目が炭素リーケージ、これは、カーボンプライシングが導入されてエネルギー多消費産業に負担が課されれば、やはり日本の商品というものはエネルギー効率が非常に高いわけでございますので、その供給量が減少すれば世界全体でやはりマイナスの効果になっていくのではないかという点。それと、既に世界各地で広がっている我が国の工場の生産量、例えば日本から作るものが海外に移転をしてしまうんではないかという、こういう懸念も炭素リーケージということに関連をして指摘がされているわけでございます。
 さらに、やはり逆進性ということで、カーボンプライシングは化石燃料の相対価格を引き上げる施策であるため、光熱費や燃料費等への支出が支出全体に占める割合の高い低所得世帯ほど相対的な負担が重くなる逆進性の課題が指摘をされるということも言われております。
 また、やはり、価格水準をそれなりに設定をしなければイノベーションが進んでいかない、それを避けるためにイノベーションに向かっていくということかと思いますし、やはり企業にとってみれば、長期的な投資を行う中でどれぐらいにその炭素価格が上がっていくのかという予見可能性を持って、それよりはこちらのイノベーションに進んでいきたいという、やはり予見可能性もなければいけないという経済への影響、炭素リーケージ、逆進性、価格水準と予見可能性、こういう幾つかの点が課題として指摘をされているわけでございますが、これらの課題に恐らくこれから更に検討を加速化させていくということかと思いますが、現段階でどのように対応していく方向性を持っているのか、可能な限りでお伺いをさせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 磯崎仁彦

speaker_id: 31384

日付: 2018-03-22

院: 参議院

会議名: 環境委員会