安倍晋三の発言 (決算委員会)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 先日の米朝首脳会談は、史上初めて行われた歴史的な会談であったと思います。開催までのトランプ大統領のリーダーシップに改めて深く敬意を表したいと思います。
 今、例として挙げられた一九九四年の枠組み合意でありますが、それ以来、四半世紀の歴史は、相互不信の下、相手の行動をいかに引き出すかという交渉でありました。しかし、九四年の枠組み合意や二〇〇五年の六者会合共同声明には北朝鮮の首脳の署名がなく、ほごにされてきたという経緯があります。
 そこで、四月、マーラ・ラゴで日米首脳会談を行った際、私からトランプ大統領に対して、米朝首脳同士の合意を署名文書で残すことが重要であると、是非それは残してくださいと提起をしたところであります。今回の米朝首脳共同声明は、首脳間の合意を署名文書の形で確認した重みのあるものとなり、北朝鮮の非核化に向けた土台となったと思います。このような形で、金正恩国務委員長がトランプ大統領に直接完全な非核化を約束した意義は極めて大きいと認識をしております。
 トランプ大統領が述べているとおり、これからプロセスが始まります。今般の会談においてトランプ大統領は、相互信頼を醸成しながら非核化の先の明るい未来を共有し相手の行動を促すという新しいアプローチを採用した。今回の会談は、互いの相互不信の殻を打ち破る、突破口を開くものであった。今後、我が国としても北朝鮮との間で互いに信頼を醸成し、北朝鮮の核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題を解決をした先に待っている未来像を描きつつ、その前提となる諸問題の解決に向け尽力をしていきたいと、このように思います。
 ビジョンをしっかりと持ちながら、それはやはり、ある意味において理想的なビジョン、あるべき姿を描きながら、現実の外交においては、しっかりと現実に裏打ちをされた、そしてこれまでの経験に裏打ちをされた外交を展開をし、結果を出していきたいと、このように考えております。

発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2018-06-18

院: 参議院

会議名: 決算委員会