望月友美子の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(望月友美子君) ありがとうございます。
面積に関する議論が始まったのは、日本の中では端緒としては神奈川の受動喫煙防止条例、次に兵庫県の条例ということで、これは当時としては画期的ということだったんですが、じゃ、なぜ百平米が突然来たのかと。神奈川県の県庁のお手伝いなどもしていたんですけれども、突然出てきた数字なんですね。たどっていくと、アメリカのたばこ会社が持ち込んできたプロポーザルであった。それは世界的にも様々な国に対してロビーイングをしていて、完全禁煙かイエス・オア・ノーというところでなしに、いろいろなその何平米で規定するというものを各国にロビーイングして、その一つがスペインだったわけなんですが、それがいまだに踏襲されています。
先ほども申し上げたように、それではうまくいかないことが既に実証されているし、そもそも不平等であるし、それから履行も非常に難しくなりますね。複雑になりますし、どこの面積を測るのか、それを擦り抜けるために一つの百平米の店舗を半分に切って業態変更して五十と五十というふうなところもあるというふうに聞いているんですけれども、そうやって非常に実態が複雑化するということは、法律の、せっかく生まれた法律の実効性が伴わないということになります。
それから、履行のコストも高くなります。その分を健康増進のコストとか禁煙支援のコスト、それから一番困っていらっしゃる、一時的には経済的なダメージがあるかもしれないような中小企業への保障のような形で振り向けても本当はよかったんでないのかなと思います。
ですので、やっぱり税金の使い方なり、そういう本当に不平等がどこに起こって、どういう方たちが一番お困りなのか。声を上げられない子供、それから非常に、先ほど長谷川さんもおっしゃっていたように、そこで不安でなしに恐怖を覚えるような方たちも実際にいらっしゃる、それから、何よりも日々の売上げを一喜一憂していらっしゃるようなお店の小さな方たちのその声を全部連立方程式として成り立たせる最適解というのは、やはり完全禁煙しかないと思うんですね。そこで一番困るのは、もしかしたら税収かもしれない、もしかしたらたばこ産業かもしれないんですけれども、それで本当は全部丸く収まるはずなのに、どうしてそういう建設的な議論にならなかったのかなということが、私自身もずっとウオッチしていて残念に思います。
ただ、挽回はできます。スペインが五年掛けて挽回したように、それを五年待つ必要はないと思いますので、まずは法案、通すかもしれませんけれども、通るのかもしれませんけれども、それの待ったなしに、政策を評価をして新たなるアイデアを盛り込んでいただければ、国際的にも恥じることのないソリューションというものが生まれるのではないかなというふうに思います。