川崎哲の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(川崎哲君) ありがとうございます。
やはり福島からの教訓が今のこの核なき世界に向けた国際的な努力につながることは多数ありまして、一つはまず安全の神話ということがありますよね。あの事故が起きてから実は安全神話だったとなると、じゃ核兵器に関する安全神話はないのかと。核抑止論というのは一つの神話であります。お互いのバランスはきっと拮抗するはずなんだということでありますけれども、それがもし破れてしまってから、実際の核兵器が使われてしまってから神話でした、想定外でしたというわけにはいかないわけですから、そこをチェックをしっかりしなければいけないということであります。
それから、やはり核テロの問題があります。福島が見せ付けたことは、冷却装置をストップすればそれは甚大な被害を周辺にまき散らすということでありますから、物理的な攻撃を原発に加えればなおのことでありますけれども、核テロの脅威というものが現実問題になってきたと。そのことが御指摘のプルトニウムの問題とも関係するわけで、原発の使用済燃料の中からプルトニウムが取り出せてしまうと。現在、日本が五千発あるいは七千発ぐらいの核兵器に相当するだけの使用済燃料からの分離したプルトニウムを持っているということをどういうふうに管理強化していくのかということがありますので、この禁止条約の話は規範形成の話でありますけれども、それと並行してこういった問題についての規制強化ということをしていくことが大変重要だと思います。