川崎哲の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(川崎哲君) 世界に南半球を中心に大きな非核兵器地帯条約がどんどん広がってきたと、これは極めて現実的な安全保障政策としてつくられてきたということであると思います。
ついこの核軍縮の話というのは、軍縮というのは理想であって現実には核抑止力であると、こういうような単純な対比で議論されてしまうことがあるかと思うんですけれども、冒頭申し上げましたように、例えばラテンアメリカは、キューバ危機があったからこそ、このような危機を繰り返さないためにということで非核兵器地帯条約をやったわけであります。
今、様々な緊張、今日の海洋の話も含めてでありますけれども、厳然と北東アジア地域に脅威がある、核の脅威がある。だからこそ条約を通じた核兵器の禁止の体制がこの地域に必要であるということでありまして、もちろん、それがそれだけで完全に十分とは言い切れない面があると思いますけれども、その安全保障上の側面ということを直視して、軍縮に前向きな検討を行っていくということが必要になると思います。