福永正明の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(福永正明君) おととし、御記憶あるかもしれないんですけれども、五百ルピー札と千ルピー札という一番インドで流通していた紙幣を一晩のうちに、もう今日をもってして使えませんよということをインド政府はどおんとやったんですね。それをもってしていわゆる汚職の資金を断つとか脱税の資金を断つとか、かなり激しいことをやったんですけれども、かなり不満はたまったんですけれども、一方で、いわゆるモバイルレジのような、町の八百屋さんが携帯でお金をやり取りするであるとか、そういう全然今まで考えなかったような姿のインドができていることも確かです。
しかしながら、人口の十二億五千万ぐらいのうちの約七〇%ぐらいが農村に住んでいますけれども、農業が全然うまくいっていない。これは、一つにはモンスーン頼りである、これはもう雨に頼らなければならない。それから、物すごい過疎化になってきているんですけれども、大都市近郊農業が盛んになってきているおかげで、遠距離の農業というのがだんだんだんだん廃れてきている。もう一つ、若い人たちが全部都会に出てきているので、もう農地を手放しても構わないという考え方が出てきている。
こういう流れの中で、やはり農業をどう立て直していくのかということは非常に重要な問題だと思いますし、さらにやはり消費意欲はどんどん今膨れ上がっていますので、そしてプラスしてそれをローンで賄うということがありますので、金利の動き、あるいはルピー対ドルレートの問題ということも絡みまして、経済はなかなか難しいなという印象を持っております。