熊岡路矢の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(熊岡路矢君) こういう場合、表向きに出てこない交渉事とかもあるんだと思うんですけれども、カンボジアのNGOの一人が言っていたのは、アメリカ政府それから日本政府が別々若しくは一緒にカンボジア政府に働きかけているけれども、余りうまく進まないというような証言がありました。
それから、私、八〇年代にカンボジアに四年間活動し滞在していたんですけれども、そのときのトップリーダー、カンボジアの、当時、人民革命党というんですけれども、二十代後半から三十代ぐらいのリーダーがそのまま今も六十代ぐらいでいるという意味ではずっとつながっているんですけれども。その党の、あるいはトップリーダーたちの性格もある程度分かっている上でいうと、特にフン・セン氏の性格などからいうと、ここはもう、二〇一三年の総選挙で事前に二つの野党が一つになることを認めてしまったこと、それから、選挙直前に党首、当時サム・ランシーなんですけれども、帰国することを認めてしまったこと。
選挙で負けたわけではないんですけれども、大きく接近してしまったことから学んだ教訓において、明らかに悪くなって見えるのはここ一、二年なんですけれども、恐らく二〇一三年の翌年、二〇一四年から、もうこの総選挙を目掛けていろんな、先ほど言ったように、NGO法、メディア法、政党法、選挙法、それから税金の税法ですね、変えてやってきたと。その結果がたまたまここ、たまたまというか、最後の一年、一年半で出てきたということだと思います。だから、なかなか本当に突破口が見付からないわけです。
それで、現トップが言っているのは、救国党になった元々の人権党とサム・ランシー党が別々に形づくられて総選挙に出るのは構わないというような、リップサービスかもしれませんけど、そういうことも言っているので、現与党と競争、競合する側からいえば、そういう可能な政党をつくるというふうなことも通じて、余りにも時間少ないんですけれども、それなりに総選挙をし、その場合は選挙監視団体、カンボジアの民間、それからタイにベースを持つアジアの選挙監視団体も、その場合ならそこを保障するために監視に動くというようなことも言っているので、そこが個人的に言えば、かすかなというか、余り多くないけれども、一〇%とか一五%ぐらいの希望を持てるかなと思っています。