大庭三枝の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(大庭三枝君) ASEANの流儀は大事なんですけど、これはとにかく一言で言ってしまうと、その国によって都合の悪い協力はせずに、都合のいいところだけでやっていくというふうに取られかねないところがあります。
でも、それでもってASEANが多様なスタンスを持ちながらまとまってきて、それなりの影響力を発して、周りの域外国も取り込みながら多国間の枠組みが形成されて、それが運営されてきたのも事実なんですけれども、それはそのとおりなんですが、ただ、本当に、例えばTPPにあるような、国内の規制というものを取っ払って何か実際に協力をしていくというときに、その生ぬるいやり方でいいのかどうかというのはASEANの内部からも疑義がありまして、ASEANの流儀を今後どうやって維持していくかということについては、ASEANの中でも様々な議論があるということをちょっと一つ付け加えておきたいと思います。
その上でであれば、そのASEANの流儀というものがある種の知恵であって、多様な意見やスタンスを持っている国々をまとめ上げる一つのやり方であるということであるのは事実なので、今のところ、ASEANが中心となっているアーキテクチャーは、そのようなASEANの流儀に従って恐らくまとまっていくであろうと思います。
それと、ASEANがなかなか強靱というか、そんなにばらけないと言っているのは、非常にASEAN諸国自身がASEANを重視しているからで、これはまた別の機会にお話をしたいと思います。
以上です。