秋山哲男の発言 (国土交通委員会)
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○参考人(秋山哲男君) 秋山です。
非常に難しい問題で、地方のそういうバリアフリーを進めるに当たって、実は駅がこれからなくなっていったらバリアフリーもできないんですよという議論が一つと、それから、駅まで行く交通手段がなければバリアフリーをやった駅も使えないですよという議論をどうやってカバーするかというところが全然議論されていないんです。だから、大事なことは、地域のモビリティーニーズをどうやってプランニングして、その地域をどうやって移動できるようにし、かつ乗り換えてバリアフリーの駅舎にたどり着くにはどうしたらいいかというのが一つと、そして乗り換えてどこかに行くという、その大きな流れが今考えられていないというふうに思います。
例えば、北海道は今廃止をあちこちされていますけれども、鉄道だけの議論をやっても無意味だろうという。これは、やはり一番大事なのは、鉄道とその地域に住む人たちが、二次交通とかそういった交通との組立てをどうするかということを一つも考えていなかったら全く前に進まないんですね。
そして、網形成計画というのがあるんですが、これは国土交通省の交通計画はやっていますけれども、網形成計画も小さな町や村には及ばないんですよね。人口が少ないと意味がないんです。たった一本しか道路がないようなところに網形成計画もないでしょうと。そうすると、人口が少ないところに対してどうするかという議論が抜け落ちていて、少なければ少ないほどバリアフリーも深刻になってくるという。そこは、モビリティーでの救済とバリアフリーでの救済と、両方をどういう形でやるかを一つも議論していないから問題で、ここは二十年前から私はずっと感じていて、バリアフリー法の範囲はあくまでも都市だよと、だから人口の少ないところはモビリティーで考えた方がよろしいでしょうというのが私の基本的なスタンスです。
そのための努力をするために地方をあちこち調査に今歩いている最中で、くまなく調査はできませんので、どういう戦略があるかというのをこれから考えるという、そういう段階に入っていますので、こうすべきだとかということはなかなか言えない。ただ、思い付きはたくさん言えますけれども、なかなか地域によって違いますので、それぞれの地域をどうするかは研究者十人ぐらいで議論をしている最中ですけれども、それぞれが持ち寄って議論をするという段階が今の状況です。