及川洋の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(及川洋君) お答えいたします。
議員御指摘のありましたとおり、大型船舶を解体した際に生じる鉄スクラップは鉄鋼を生産する上で重要な資源でございまして、その有効利用が図られるべきであると私どもも考えてございます。しかしながら、国内外のどちらで船舶の解体、再資源化を行うかは、経済合理性に基づいて決められていると考えております。
我が国におきます鉄スクラップの需給を見ますと、日本は一九六〇年代以降主要な鉄鋼生産国となったことから、現在では、国内に鉄を利用いたしました老朽建築物や自動車など、多くの鉄スクラップ資源が存在いたします。そのため、現状、日本国内では毎年おおよそ四千万トンの鉄スクラップを鉄鋼生産において利用するとともに、八百万トンの鉄スクラップをアジア諸国などに輸出しておりまして、これまで国による支援に依存することなく、市場原理の下でこうした国内外の物流や商流が確立してきたところでございます。
したがいまして、現状では、鉄鋼生産の原料を確保するという観点からは、国内での大型船舶の解体や再資源化を特に支援するニーズが高いとは承知しておりませんが、引き続き鉄鋼市場の需給動向の丁寧な把握に努めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。