崎山美智子の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(崎山美智子君) 私ども、十六年前にグループホーム第一号を私の所属している育成会が設立させていただきました。そのときもそうだったんですけれども、不動産屋さんに行ったら、こういう事業をするから家を貸してくださるところありませんかと言いましたら、やっぱり、差別的な言葉で、そういう事業をするんだったら山の奥か田んぼのど真ん中ぐらいしかありませんよというふうな言葉を浴びせられました。住宅の中でグループホームを、特に知的障害の方のグループホームを設立するというのは大変十六年前は難しい状況でありました。
今、親御さんの中では、グループホームを希望する方は本当に多いと思います。神戸市の育成会がこの三月末に二十名定員のグループホームを建てたわけですけれども、応募した数が八十名というふうに聞いております。
そういうふうに、やはり親御さんの方も、親亡き後の住まいというふうな考えでグループホームを希望する数でいえばすごく多くはなってきていますが、需要と供給がバランスができなくて、今、十六年前のグループホームでしたら空き家対策でどんどんできるはずだったんですけれども、グループホームの火災のそういうふうなことがございまして、消防法というので、これからのグループホームは必ずスプリンクラーを設置しないといけないというふうな条件があります、今の段階であります。そのスプリンクラーを、まず、貸してくださる家主さんが設置を許可するかといいましたら、許可していただけない。だから、空き家対策でのグループホームというのはなかなかできません。
ということで、グループホーム自体は、本当に最初から建ててしまわないことには消防法に引っかからずにグループホームの設置というのができない、その現状で、ホーム自体の数が、本当に急激に設置の率というのが下がってきているのが実情です。
親としたら、入所施設はこれ以上は無理だったらせめてグループホームにと思っているけれども、なかなかそのグループホームが新設できないという現状に親としたら心配を重ねているわけなんですけれども、ホームを事業している私どもにしても、今まで会員さんの家をお借りしてというふうな、そういうふうな、また親としてもそれの方が、本人が生まれ育ったこの家をグループホームにしてみんなに来てもらえばそれでいいかなと思っていたのが、その条件ではどうしても建てることも設置することもできないというふうな、そこの落胆というのがやっぱり会員さんにはございます。
そういう中で、やはりグループホーム、これからは大分必要にはなってきますけれども、なかなかその法的なところで難しくなっているのが現状だということです。