西村直之の発言 (内閣委員会)
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○参考人(西村直之君) 先ほど私も言いましたが、やはり軽症の人ほど、本人、問題に気付きやすいということもあります。これは、私が薬物、アルコールの問題を関わり出した二十五年ぐらい前は、依存問題は否認の問題で、本人は相談をしないということが定説となっていたんですが、私が地域の動いている中で、薬物の方たちが匿名であれば結構病院に相談をしてくるということを気付きました。
そういうこともあって、このギャンブルの問題もそうだろうということで、パチンコのホールと連携して直接相談を受けるようにしました。そうすると、現在、本人が八〇%、家族が二〇%なんですね。その八〇%のうち、男女の比率がほぼパチンコのユーザーと同じ比率なんです。ということは、ほぼ、問題が起きたときに、同じような人たちが、やっぱり今遊んでいる途中であれば、ちょっと心配、今こんなに度を越したけどと、その場なら連絡ができる。だから、パチンコホールから相談してくるということが起こるわけですね。これは戦略の問題だと思います。でも、医療機関になってくるレベルで、借金がたくさんあると隠してしまうとなれば、やはり家族の方の相談が多くなるでしょうし、つながりにくくなって、そのときには重症化している。
だから、これはやはりその問題ギャンブラーだから相談しやすいとかしにくいではなくて、問題ギャンブラーを相談しやすいようにどういう戦略を取るか、又はなかなか相談をせずに重症化した人たちに対してのメッセージはどう届けるかという、ここは何段階もやはり必要になりますし、そうすると、早い段階で気付いた方たちは、先ほど言った、禁止ではなくて、むしろコントロールしながらどうリスクを減らして遊んでいくかということをまだまだサポートすることも可能になってくるので、そのゴールも多様になってくるんですね。本人が相談してくればゴールも多様になります。ただし、本人が相談しない重症化したケースではゴールも非常に狭くなるのでそれだけ大変になると。
だから、援助を希求してくる、求めてくる行動というのはやっぱりステージごとに違うんだ、そのステージをどのように設定してどこが関わるかというステップケアというか、そういう段階的な戦略というのがやっぱり非常に必要だというふうに思っています。