林芳正の発言 (文教科学委員会)
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○国務大臣(林芳正君) 御指名いただいたときにまさかと思ったかどうかはよく記憶はありませんが、私は割と過去もそういうことが多かったものですから余り驚かなかったという記憶はございますが、ここに来させていただく前に科学技術の仕事は党でも随分やっておりまして、ナノテク議連ですとかいろんなところに、党の立国調査会ですとか、そういうところにおりましたし、それとの関連で特に高等教育については少なからぬ関心を持っておりましたので、そういう党での仕事を通じて文科省の皆さんとは交流があったというふうに思いますが。
改めて着任をいたしまして、やはり、ほかの役所と比べてということでもないんですが、所掌分野が非常に広いということを痛感をいたしております。幼稚園のこと、宇宙のこと、大仏のこと、オリンピックのこと、これ一日の間で次から次へとやっていくということで、例えば農林水産省でございますと、農、林、水とございますけれども、これ一次産業という共通の性格があるわけでございますが、文科省はそういった意味では大変幅広いということと、それから、必ずしも同じ考え方のみで接していてはいかぬのだなということを日々痛感をしておるところでございまして、更に申し上げますと、それぞれの分野が大変重要であるし、特に科学技術や教育といったものは将来への大事な投資でもあると、こういうことでございますので、そういう大事な使命を負った省であるということを強く認識をしておるところでございまして、文科省の職員の皆さんにもそういう認識を共有していただければと思っておるところでございます。
人生百年時代、ソサエティー五・〇と、こういうことになってきますと、この教育再生、科学技術のイノベーションというのはもちろんでございますが、AIやロボットということがどんどん発達をしてくる時代になりますと、より一層スポーツですとか文化ですとか、やりがいのあるという言葉をよく使いますけれども、そういう人生を豊かにするものというものがますます重要度を増してくるんであろうと、こういうふうに思っておるところでございまして、それぞれの分野でしっかりと重要性を認識して行政を進めてまいらなければならないと、こういうふうに思っております。
そのためにも、職員一人一人が深い専門性を身に付けて能力を発揮して、その持ち場、持ち場で志と気概を持って働くと。そもそも、こういうことをやりたくて文科省に来ていると、それぞれの分野でですね、そういう職員も少なからずいるというふうに接していて感じておりますので、今年のたしか年頭の御挨拶をするに当たって、そういう専門性を生かしながら、私の好きな言葉でございますけれども、任怨と遠慮と。任怨というのは、もって恨みという怨でございますが、自らそれに任じて、今風に言うと泥をかぶるということかもしれませんが、それから、遠慮というのは、お先にどうぞと、席を譲るという意味で最近は使われておりますけれども、元々の語源は遠きにおもんぱかりなければ近きに憂いありということで、先を見て物を考え、今泥をかぶることであっても、しっかりとやるべきことはやると、こういうことを年頭の挨拶でも申し上げたところでございまして、そういう意識を持ってしっかりとそれぞれの課題に取り組んでいただければと思っておるところでございます。