塚田一郎の発言 (予算委員会)
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○塚田一郎君 北朝鮮によって息子さんのオットー・ワームビアさんを亡くされたお母さんの言葉は私の胸にも突き刺さりました。大変につらい思いの中であえて声を上げるということを決意をされたこの御夫婦の勇気に対して、我々はしっかりと応えていかなければならないなという思いを新たにしました。
このシンポジウム、そして会談の後にトランプ大統領がワームビア御夫妻に電話をされたという報道がございました。トランプ大統領は、安倍総理がこの間、この拉致問題についてもそうですが、お話をされていることで非常に多くの関心を寄せていただいている証拠だと思うんですね。ですから、こうしたことをしっかりとこれからの米朝協議に結び付けていっていただきたいと思います。
しかしながら、北朝鮮の駆け引きは既に始まっていると私は思います。金正恩委員長と五月に再度会談をした習近平国家主席は、トランプ大統領に対して、米朝双方が歩み寄り、段階的に行動し、協議を通じて懸念事項を解決するということを主張したとされております。
まさに、こうした段階的な措置というのは、これまでの北朝鮮の常套手段であります。少しずつ譲歩を繰り返しながら肝腎な問題を先送りにして経済支援などのあめを手に入れると、これはもう過去の交渉の歴史で明らかであります。拉致、核、ミサイルの諸懸案を完全に解決するには、交渉の入口で段階的ではなく包括的な解決を確約させ、確実に検証されるまで安易に見返りを与えてはならないということが教訓であります。
拉致問題については、全ての拉致被害者の一括帰国、そして核・ミサイル問題については、あらゆる種類の核、弾道ミサイルを完全、検証可能、不可逆的かつ短期間で廃棄させることが包括的解決の定義と私は考えますが、総理の御所見をお聞かせください。