小此木政夫の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(小此木政夫君) 先ほど申し上げたことですが、北朝鮮の指導者たちは恐らく、核、ミサイルを完成させることによって外交的な立場が強化される、このように考えていたというふうに思います。ですから、彼らの考えていたことというのは、それを獲得した後、外交を展開するということだったわけですが、しかし、それ以外にもあるのではないかということでいえば、やっぱり戦争の恐怖だと思うんですね。
アメリカがこの間行った最大限の圧力という政策は、経済制裁だけではありません。軍事的な意味でも、いっときには三隻の空母が日本海に展開するというところまで行きましたし、B1を含めてF35が韓国上空に展開したりというような様々な軍事的な圧力があり、その上、斬首作戦だとか、鼻血作戦というのはちょっと変な言い方、訳し方だと思いますが、ブラッディーノーズですね、血まみれの鼻ということなんですが、そういうようなことが公然とささやかれたことに対する恐怖感というのは我々が想像している以上だと思います。それは、ただ北が感じた恐怖感だけではないんです。日本人はそこのところは鈍感なんですが、南も同じように恐怖感を感じたんです。
ですから、それが南北が一緒になる動機なんですね。つまり、大国の軍事的な脅迫だとか権力政治とかというのは、結局は南北の、何というんですか、結託と言ったらいいんでしょうかね、接近を生むという、そういう政治の力学が働いていたんだと思うんですね。今回はそれがはっきりとした形で出たというふうに私はあえて申し上げたいと思います。