山川百合子の発言 (外務委員会)
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○山川委員 ありがとうございます。
では、続きまして、二つ目に移りたいと思いますが、我が国の自由で開かれたインド太平洋戦略と中国の一帯一路について伺っていきたいというふうに思います。
自由で開かれたインド太平洋戦略というのは、この示された地域における航行の自由、また法の支配などの基本的価値の普及、定着が重要なポイントの一つであるというふうに認識をしております。
このインド・パシフィック、インド太平洋という表現、言葉ですけれども、今や日米を中心とするアジア戦略というふうに位置づけられるのではないかというふうに思っております。この言葉がどう使われたかというのを見ていきますと、正式にはですが、二年ほど前に安倍総理がまずお使いになり、その後、いろいろありますが、ティラーソン国務長官がお使いになり、また、その後、米韓首脳会談の共同発表でしょうか、でも使われた。これに対しては、次の日、韓国が否定をするなどのことも報道されておりましたけれども、こういう経緯をたどっているように思います。
一方、中国が展開する一帯一路は、AIIBなどの存在を含み、今や中国を中心とする多国間が協調するアジア戦略を指しているというふうに思います。
一方で、今度は、日中の第三国民間経済協力に関して、河野大臣、私、前々回質問をいたしましたけれども、十一月二十一日の外務委員会で、私の質問に対しまして、一つ一つのプロジェクトの内容が透明性、開放性、経済性あるいは財政の健全性といった国際的なスタンダードに合っていることが大事であるというふうに答弁をされています。
我が国は、米国との間で、インド太平洋戦略に基づき地域のインフラ整備などを推進しようとしておりますが、日中間の協力は米国との協力の間でも整合性をとらなければならないのではないかという問題意識、その中でも、特に中国の一帯一路に対しては、経済、軍事面でみずからの勢力圏を広げるための国家戦略であるとの懸念もあって、第三国民間経済協力の実施に当たっては、一帯一路への各国の批判をかわす根拠として利用される可能性も指摘をされています。こうした指摘に対して、我が国としてどのように応えていったらいいのか、このような問題意識を持っています。
そこでお伺いをしたいんですけれども、我が国が展開する自由で開かれたインド太平洋戦略と、中国が国際的な協力を進め展開する一帯一路について、その相違点や競合点があるとすれば、それはどのようなことであるのか、また、自由で開かれたアジア太平洋戦略と一帯一路が共存できるのか、それらに同時にかかわり連携することにいわゆるそごといったようなものはないのか、河野大臣の御見解をお伺いしたいと存じます。