石川卓弥の発言 (厚生労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府参考人(石川卓弥君) お答え申し上げます。
 欧州のコンセッション方式は、国ごと分野ごと案件ごとに異なるものでございまして、必ずしも一概に論ずることはできないものと承知しておりますけれども、一般論としましては、我が国のコンセッションには、欧州のコンセッション方式と比較して、利用料金の設定、リスク分担、契約の柔軟性などの点につきまして優れたところもあるものと考えております。
 まず、利用料金の設定につきましては、フランスでは契約に規定された算定式に基づいて利用料金が定められ、制度上明確な上限が設定されないのが一般的であると承知しておりますが、我が国では、条例に利用料金に関する事項を定める、PFI法第十八条第二項でございますが、利用料金に関する事項を定めることとしておりまして、利用料金が条例において設定された範囲を超えて高騰することは制度上あり得ないところでございます。
 次に、リスク分担でございますが、欧州では、事業リスク等の各種リスクを民間側に寄せ過ぎたせいで民間事業者の資金調達コストが高くなる事例もあったものと承知しておりますが、我が国では、内閣府で出しております運営権ガイドラインにおいて、リスクを最もよく管理することができる者が当該リスクを分担するとの考え方に基づき、事業の特性や官民双方の能力等に応じ適切な分担を図るものとしております。
 最後に、契約の柔軟性につきましては、欧州では、近年まで定期的な契約の見直しを行う条項が契約に盛り込まれることがなく、契約期間中のサービス利用者数の変化や技術革新等を反映した契約内容の変更を行うことができない事例もあったものと承知しております。一方、我が国では、実務上、事業契約の中に例えば五年ごとの定期的な契約見直しを協議する条項を定めるといった工夫がなされており、官民が協調的な関係を保ち、都度協議を行うことで契約の柔軟性が保たれております。
 このように、諸外国の動向を参考にしつつ、我が国のコンセッション方式の良い面を生かしつつ、コンセッション制度を整備していきたいと考えております。

発言情報

speech_id: 119714260X00720181204_163

発言者: 石川卓弥

speaker_id: 109

日付: 2018-12-04

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会