橋田俊彦の発言 (災害対策特別委員会)
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○政府参考人(橋田俊彦君) お答え申し上げます。
南海トラフでは、海側のフィリピン海プレートが陸側のプレートの下に一年に数センチメートルの速さで沈んでおりまして、おおむね百年から百五十年の周期で大規模な地震が発生しているところであります。このような大規模な地震につきましては、二つのプレートの境界の固着している部分が急激にずれ動くことで発生するものであります。
南海トラフでは、このような急激なずれによる地震発生以外にも、固着したプレート境界の一部が数日から数年掛けて、人には感じないようにゆっくりとずれ動くことがございます。これをスロースリップと呼んでおるところでございます。
スロースリップの発生状況でございますけれども、主に内陸部の地下三十キロメートル程度のところで数日から半月掛けて発生するスロースリップにつきましては時間とともに移動しながら発生することが分かっておりまして、また、より浅いところでは、幾つかの場所で数年掛けて発生するスロースリップがあることも把握しているところでございます。
このスロースリップの発生によりまして、地下のプレート境界の固着の状況が変化をし、大規模な地震の発生に影響を与える可能性もあることにも留意をしまして、気象庁としましては、関係機関とも協力をして適切な情報発表ができるよう、このスロースリップを含めまして現象の把握に努めてまいっているところでございます。