尾身朝子の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○尾身委員 自由民主党の尾身朝子です。
 本日は、科学技術・イノベーション特別委員会で質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
 去る五月二十日、本特別委員会の視察で京都大学の高等研究院を訪問させていただき、本庶佑副院長・特別教授と日本の生命科学の将来など科学技術イノベーション政策について意見交換をさせていただきました。
 その際に、本庶教授からは、生命科学は未知の事柄が多く、アイデア型研究としていろいろ試してみることが重要であること、研究開発の本当の死の谷は基礎研究の衰退にあること、科研費について、特に生命科学系は、細切れの配分では足りず、分野ごとの異なる配分など科研費の改革が必要であること、日本のアカデミアと製薬企業などとの信頼感のある連携、協働が不可欠であることなどの示唆をいただきました。
 科学技術イノベーションをめぐっては、ことし二月の予算委員会でも質問させていただきましたとおり、米中が政府研究開発投資を大幅に伸ばすなど、熾烈な国際競争にさらされています。今年度、令和元年度は、第五期科学技術基本計画の四年目に当たり、まさに正念場です。本庶先生の示唆にもありますように、研究現場の実態や生の意見も踏まえ、真に実効のある科学技術イノベーション政策を推進していくことが求められていると思います。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 二〇一五年に、日本医療研究開発機構、AMEDが設立されました。末松理事長のリーダーシップにより、現在まで、健康・医療分野の研究に関する関係ファンドの推進が行われ、また、IoTやゲノム情報を用いた医療を見据えて、データシェアリングの取組やAIなどの利活用、臨床ゲノム情報データベースの構築など、ソサエティー五・〇の実現に向けた意欲的な取組を行っていると伺っております。
 他方で、生命科学系の研究はアイデア型の研究であり、その種である基礎研究を更に強力に推進すべきという意見もあります。
 そこでお伺いいたします。
 現在、政府においては、総合科学技術・イノベーション会議、CSTIでバイオ戦略の検討、健康・医療戦略本部で健康・医療戦略の改定が行われていると承知しております。
 その中で、生命科学分野の振興について、基礎研究を始めとして全体の科学技術政策の中でどのように位置づけて推進していくのか、科学技術政策と健康・医療分野の両方の分野を担当しておられます平井大臣の御見解をお伺いいたします。

発言情報

speech_id: 119803910X00420190604_007

発言者: 尾身朝子

speaker_id: 25655

日付: 2019-06-04

院: 衆議院

会議名: 科学技術・イノベーション推進特別委員会