堀井学の発言 (国土交通委員会)
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○堀井委員 イランカラプテ。自由民主党の堀井学でございます。
本日は、質問の機会をいただき、委員長始め理事の皆様方に感謝を申し上げたいと思います。私は国土交通委員会所属ではございませんが、質問の御調整をいただいた皆様方に感謝を申し上げたいと思います。
北海道の十二選挙区ある中で、私を選出する北海道九区という場所は、一番アイヌ民族の方々が生活をされて、暮らしている地域であります。また、白老町というところには民族共生象徴空間の国立アイヌ民族博物館、ウポポイが建設されることからも、質疑者として地元の思いやアイヌ民族の思いを代弁せよと命じられたものと思い、務めを果たしてまいりたいと思います。
最初に御挨拶で、私はイランカラプテと申し上げました。この言葉の意味は、あなたの心にそっと寄り添うというアイヌ語の意味であります。日常の御挨拶であります。
皆さんがなれ親しむ北海道の地名には、先住民族であったアイヌ民族の方々が名づけた地名が八割存在いたします。その地名の、名称の由来には意味があり、例えば、私が住む登別という地域でありますけれども、アイヌ語ではヌプリペツと呼ばれておりました。意味は、皆さん御存じのとおり、登別温泉の川に温泉の白く濁ったものがまじり合ったことを意味してヌプリペツと名づけられたそうであります。
また、漢字にすると読みにくく難しい、皆さんがよく知っていらっしゃる長万部という地域は、オサマムペという名前であります。意味は、魚のカレイが河口付近でいっぱいとれる場所という、河口という意味であるそうであります。
北海道の小学校に通っていた生徒であれば、郷土の歴史の勉強として、自分が住む町の名前、名称の由来というものを小学校四年生、五年生、六年生の学年で習うということがあります。
アイヌ民族がつけられたアイヌ語の地名が変化したものであって現在の地名になったというのが八割方、北海道に存在するということであります。川も山も湖も丘も滝も、そのほとんどがアイヌ語の由来であります。アポイとかカムイとか、いろいろあります。
私の同級生、幼なじみには、アイヌの血を引く民族の方、友人が多数おります。スポーツでの同級生や先輩、後輩でもおりまして、トップアスリートとして互いに切磋琢磨した仲間もおります。
理事の皆様に御視察いただいた建設中のウポポイの前にあるポロト湖は、冬は全面が凍るわけでありますが、スケートリンクになります。私も何度も練習させていただいたリンクですが、白老町のポロト湖をホームリンクで育った道産子のメダリストも誕生しておりますし、オリンピアンも数多くおります。
それでは、アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律案について伺ってまいりたいと思います。
法案をつくり上げる上で、アイヌ民族、有識者を始め関係者の意見聴取を行ったと承知をいたしております。アイヌ民族の皆さんはそれぞれ要望があったわけでありますけれども、それに加えて、有識者の公正な判断、さらには公正公平な意見を盛り込んだ上で、その後、アイヌ政策推進会議において法案として素案を取りまとめ、本日の法案審議に至るわけであります。
これまで、アイヌ民族とそれ以外の人々は古くから交流を行い、差別などの問題が発生する一方で、時には両者助け合い、困難を乗り越えながら北海道の開拓、発展をつくり上げてきました。今後においては、今まで以上、互いを尊重しつつ、共生する社会を築き上げることが重要と考えますが、どのように取り組んでいくのか、最初にお伺いをいたします。