山花郁夫の発言 (総務委員会)

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○山花委員 それでは、ちょっと別の議論をさせていただきたいと思います。
 森林環境税が、今回、一括審議ということで議題となっております。
 まず、前提としてですけれども、森林整備の必要性については非常に重要であると私も認識をいたしております。
 先ほどから調布、調布と言っていて、調布には森林はないんですけれども、今、小選挙区になりましたけれども、私の父の時代は、中選挙区のころは、東京の旧十一区というのは、井上理事がいらっしゃいますけれども、檜原村とか日の出町とかあっちの方まで入っておりまして、森林があった地域でございます。
 昔の関係者からもちょっと話を聞く機会があって、先日、林野庁の方と話したら、そういうことはあるでしょうねというか、よくある話だという話を聞きました。
 つまり、ちょっと森林のない地域の人間からすると、ああそうなんだと。先生方は、ある地域だと当たり前じゃないのということかもしれませんけれども、要するに、材木として適齢になるには五十年からかかるということになりますと、おじいちゃんのころに植えた木だというようなことになります。
 そうすると、それこそ林業がずっと盛んでずっと手入れされていたところならそんな問題は起こらないんでしょうけれども、ここのところ林業もなかなか厳しい状況の中で、一代あいてしまったりとか相続があったりとか、要するに、孫の代になって戻ってみたら境界がどこだかよくわからないみたいな話を聞きましたと言ったら、それはごく普通にあることです、こういう話なんですけれども。
 森林には多面的な機能があるとされておりますけれども、その一つとして、気候変動対策としての炭素の貯蔵機能というのがあると思います。総務委員会的には災害防止機能ということの方が重要なのかもしれませんけれども、私は、かつて外務省で、COP15のときにカンクンでずっと交渉に当たったという経験もありますので、気候変動の観点から話をさせていただければと思います。
 日本は、二〇三〇年度の温室効果ガスの削減目標二六%、これは二〇一三年比ですけれども、そのうち森林吸収で二%、二ポイントを確保していると計算していると承知をいたしております。
 これも釈迦に説法かもしれませんけれども、植物というのは、木じゃなくて普通の植物ですとカーボンニュートラルでして、つまり、生きているときは光合成をして二酸化炭素を吸うんですけれども、死んで腐敗してまた二酸化炭素を出すと、結局、質量保存の法則ではありませんけれども、プラス・マイナス・ゼロということですし、だから、森林も何万年という長い目で見るとそんなに吸収はしないのかもしれませんが、ただ、材木として利用するということになれば、そこに炭素が固定されますので、利用が大事だということと、要するに、荒れてしまって全く自然の手つかずの状態ですと、余り炭素の貯蔵機能というのが期待をできません。
 ですので、森林の整備、つまり、人工林に関しては後で材木として使うということが重要なのでありまして、そうでありますと、森林の整備、特に間伐であるとか、全国の人工林が利用できる何か適齢期に来ているという話も聞きました。林齢というんですか、林の年齢でいうと、五十六年超のものが全体でいうと六五%を占める、こういうことでございます。
 ですので、必要性については全く異存はないんですけれども、ただ、今回の制度設計についてはちょっとどうなのよということについてただしたいと思います。
 今回、国内に住所を有する個人に対して年間千円を個人住民税とあわせて賦課徴収するというやり方をするんですけれども、これは国税ですよね。国税を住民税とあわせて市町村でやっていただくということになろうかと思うんですけれども、これは国税の徴収方法として果たして適切だと言えるんでしょうか。ほかに何か例があるのかとか、あるいは、どうしてこういうスキームになったのかということについて説明していただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 山花郁夫

speaker_id: 324

日付: 2019-02-21

院: 衆議院

会議名: 総務委員会